北海道

びふかおんせん

びふか温泉

三日月湖畔のチョウザメ料理と天然温泉
道北のほぼ中央、国道40号線沿いにある道の駅「びふか」に隣接する温泉宿泊施設がびふか温泉です。道の駅よりさらに奥へと向かうと「森林公園びふかアイランド」というキャンプ場があります。天塩川の河跡湖の内側が公園になっていて、キャンプ場となっているのでした。そしてその目の前には宿泊施設のびふか温泉があります。ここは日帰り入浴が可能なので、道の駅に寄るドライブついでに、またキャンプの後に、そして宿泊してのんびりと過ごすなど、様々な楽しみ方ができる温泉施設です。この施設はいかにも公共の温泉施設という雰囲気があります。わりと広めの間取りとのんびりとした雰囲気がそのように感じるのでしょうね。目の前の公園内にはチョウザメ館というのがあり、チョウザメを飼育しているようです。そんなわけでこの宿の名物料理となっているのが、チョウザメ料理です。チョウザメというとキャビアのイメージで身を食べる印象がないんですけど、それをいろんな形で調理しているようです。とても珍しいですね。館内に入ると左手、長い廊下の奥に温泉浴場があります。脱衣所はけっこう広めで、棚に籠が並びますが、奥にはコインロッカーも用意してありました。ガラス戸の奥に浴場がありますが、意外にも小ぢんまりとしたシンプルなものでした。入口脇にサウナがあり、その奥に小さな水風呂、そして洗い場が並んでいます。左側は扇形の大きめの湯舟があり、その隣に長方形の湯舟がありました。洗い場と湯舟の間に少しスペースがあり、デッキチェアも用意されていました。浴場はけっして狭くはないのですが、それなりに人気のある浴場のようでたくさんの方が入浴しています。小さい方の湯舟はジェットバスになっていて、けっこう強力な水流でマッサージが受けられます。大きい湯舟はそれなりにゆったりとしていました。湯はほとんど無色透明ですが、微妙にライムグリーンに色づいている気がします。わりとサラッとした湯で、それほど特徴的な浴感はありませんでした。湯舟のすぐ脇は大きなガラス窓になっていますが、全体に模様が入っていて曇りガラスのように外の景色はほとんど見えません。隙間から外を覗いてみましたが、垣根があるだけなので景色はなくても同じようです。外光が差し込むのでとても明るい浴場という印象を受けました。浴後は広間を休憩室として開放しています。のんびりと横になったりして寛げるようです。珍しいチョウザメ料理でも食べて、温泉でひと風呂浴びて、話の種に立ち寄ってみるのもいいでしょう。
掲載: 2010/05/16
Data
  1. 所在地:北海道中川郡美深町森林公園びふかアイランド内
  2. 入浴 :2009年8月
  3. 泉質 :ナトリウム−塩化物、炭酸水素塩泉
  4. 泉温 :源泉19.9度
  5. 湧出量:毎分90リットル
  6. PH :8.2
  7. 蒸発残留物:0.898g/kg
  8. 形態 :温泉宿泊施設 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆
  12. 清潔度:☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆
  14. 素朴度:☆☆☆
  15. 景色 :☆
  16. 総合評価:☆☆☆