静岡県

けーけーあーるぬまづはまゆう

KKR沼津はまゆう

アクセスも便利、シンプルながらも優雅に過ごせる宿
「KKR沼津はまゆう」は、伊豆半島の付け根寄り、駿河湾に面した海岸沿いに建つ観光ホテルです。歩いて10分ほどのところに沼津御用邸記念公園があったり、釣り場としても有名な静浦漁港が近くにあるなど、レジャーや観光の拠点として便利なホテルです。ちなみにこの宿は国家公務員の共済保養所ですが、もちろん一般の方も利用が可能な宿泊施設となっています。沼津駅方面からはクルマで10分程度、国道414号線沿いに建っているのですぐにわかります。派手さはないものの落ち着いた雰囲気があり、いかにも企業の保養宿泊施設といった雰囲気がありました。とても静かな佇まいでロビーは広々とし、のんびりと優雅に寛ぐことができますが、夏の海水浴シーズンなどはやはりそれなりに賑やかになるのかもしれませんね。浴場は1階にあります。大浴場と小浴場がありますが、日替わりで男女が入れ替わるシステムになっていました。宿泊の際には夜と翌朝とで両方の浴場を楽しむことができます。まずは小浴場の方に入りました。脱衣所の広さ、内湯の広さともまずまずで、それほど「小浴場」という雰囲気はありません。露天風呂はないものの、大きなガラス窓からは庭が見え、明るくて清潔的な印象です。また、小さいながらもサウナもあって、スッキリと汗を流すことができます。湯舟は三角形をしたもので、無色透明の湯がありました。ちなみに源泉はこの地に湧くものではなく熱海温泉から運ばれてくる湯のようです。それなりに沢山の湯が注がれていますが、循環されているのでしょう、ほとんど溢れ出ている感じはありませんでした。見た目に何のインパクトもない湯だったのですが、浸かってみるとけっこうしっとりとした印象の強い湯です。臭いは消毒臭が強くて源泉の臭いはわかりませんが、舐めてみると薄いけどしょっぱくて苦味のある湯です。後味の悪い苦味で、とても飲めるような味覚ではありませんでした。無色透明なので見た目にはほとんどわからないのですが、湯舟の脇などの床は一部がこげ茶色に変色していました。温泉の成分による変色のように感じました。つづいて大浴場の方ですが、こちらは小浴場より少し広いといった印象の浴場です。ただ湯舟も広いく、またその分だけ窓ガラスも大きいので開放的な雰囲気もありました。ガラス窓からは庭が見えますが、残念ながら海は見えません。海岸沿いにあるので、海も見えたらもっと開放的な感じになったのではないかと感じます。欲をいえば露天風呂も欲しいところですが、沼津の市街地からも近くこんな便利なロケーションにあるため、非常に使い勝手のいい宿だと思うのでした。
掲載: 2010/07/03
Data
  1. 所在地:静岡県沼津市志下
  2. 源泉名:熱海温泉熱海129号
  3. 入浴 :2009年10月
  4. 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉
  5. 泉温 :源泉64.3度
  6. PH :6.98
  7. 成分総計:23.09g/kg
  8. 形態 :温泉旅館 男女別
  9. 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆
  14. 景色 :☆
  15. 総合評価:☆☆