福島県
いなわしろおんせん・ほてるりすてるいなわしろ
猪苗代温泉・ホテルリステル猪苗代
ゴージャスな雰囲気と雄大なロケーション
猪苗代湖の北東部、磐越道の猪苗代磐梯高原インターからクルマで10分ほど、山の麓にそびえる巨大なリゾートホテルが「ホテルリステル猪苗代」です。背後にはフリースタイルスキーワールドカップ大会が行われるリステル・スキーファンタジアがあり、冬はスキーリゾートとして非常に有名なところです。雪はすっかり解けてなくなり、これからどんどん暑くなるぞという6月上旬に訪れてみました。雪がないとはいえ目の前には広大なハーブ園が広がり、さらにアスレチック場やクアハウスなど遊びどころが満載とあって、けっこう賑わっている印象を受けました。また、6月といえばジューンブライドということで、結婚式が行われているようで、沢山の正装した人たちがいて、とにかく活気付いた印象です。近くには観光名所となる施設もいくつもあり、観光拠点としても利用価値が高いのですが、やはり気になるのは天然温泉があるということです。敷地内から湧き出る自家源泉を、優雅に楽しめる展望露天風呂が自慢の施設となっているようです。ホテルは本館コンドミニアム館と、ウイングタワーの2つの宿泊施設がありますが、展望風呂があるのはウイングタワーの方です。宿泊者だけでなく外来での入浴も受け付けているのですが、料金もちょっと割高でけっこう敷居の高い雰囲気があります。入浴の受付はホテルのフロントではなく、地下1階にある専用のカウンターを利用します。カウンターではプールの利用や浴場の受付を行うのですが、その入口には大きなモニターがあり、現在の露天風呂や浴場の利用状況がパーセンテージで表示されていました。入る前に中の混雑状況がわかるというのは、なかなか面白いですしとても嬉しいサービスですね。浴場ではのんびりとしたいので、混雑状況はいつも気になっていました。入口を入るとそこで履物を脱いで先に進みます。そのフロアはプールの入口となっていて、浴場へは脇のエレベータを利用します。1階に行くと大浴場があり、2階に行くと展望露天風呂へと行きます。脱衣所はそれぞれにあるので、ここは服を着たまま移動します。ちょうど昼頃の時間帯ということもあり、大浴場は利用できなかったので直接2階の露天風呂へと向かいました。脱衣所を抜けるとまずは洗い場がズラッと並んだスペースがあります。まるで内湯のような雰囲気だったので、湯舟がどこかにあるのかと探しましたが、ここでは洗い場だけのようです。体を流して洗い場を抜けると、その先に露天風呂が広がります。こちらはホテルの建物を突き出るように湯舟がありますが、スリッド状の壁があるので客室からは見えないように工夫されています。そして湯舟の先は視界が開けているのですが、山の斜面にあるということもあり、2階の高さですが非常に開放的な景色が広がります。キラキラと輝く猪苗代湖とその手前に広がる平野部の景色が、とても雄大で気分がいいです。湯舟もわりと広々としていて、また西洋の神殿のような豪華な印象を受けます。太陽の陽射しを浴びながら、のんびりと過ごすことができました。肝心の湯ですが、こちらは無色透明で微妙にツルッとするようなしないような、インパクトの薄い湯です。こういった大型施設なので仕方ないかもしれませんが、消毒臭が少しキツメなのが残念です。しかしながら、このロケーションと雰囲気は格別で、まさにリゾート気分を味わいながらの入浴ができました。2〜3日ほど滞在しながら優雅に過ごしてみたいと思いました。
掲載: 2011/01/22
Data
- 所在地:福島県耶麻郡猪苗代町大字川桁リステルパーク
- 源泉名:リステル猪苗代温泉井
- 入浴 :2010年6月
- 泉質 :単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
- 泉温 :源泉25.1度
- PH :8.1
- 蒸発残留物:0.791g/kg
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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