埼玉県
かわごえてんねんおんせん・ちいさなたびかわごえおんせん
川越天然温泉・小さな旅川越温泉
川越観光の後には温泉でリフレッシュもありかも
埼玉県川越市は江戸時代の街並みと文化が残る、歴史の街として有名な観光地です。市内には東照宮、喜多院、氷川神社をはじめ、蔵造りの街並みや時の鐘、菓子屋横丁など、みどころも満載です。秋には大きな山車が街を練り歩く、川越祭りが盛大に催され、多くの観光客が訪れています。川越の市街地からは少し離れますが、川越観光の後にちょこっと立ち寄れる便利な温泉施設が「小さな旅 川越温泉」です。ここは平成21年(2010年)の12月にオープンしたばかりという、とても新しい温泉施設です。現代風ながらも和のイメージを大切にした、いまどきの日帰り温泉施設という感じです。最近はこういった施設が郊外に増えてきたこともあって、競争が激化しているみたいですね。料金もお手ごろ価格なのは利用者にとってもありがたいです。しかも、ここは自宅からもほんのすぐの場所なので、これから益々お世話になりそうです。自宅のすぐ目と鼻の先とはいえ、なかなか訪れる機会もなく、オープンから遅れること8ヶ月、ようやく足を運ぶことができました。真夏の平日に訪れましたが、オープン前から入口前には開店待ちの列ができていました。すごい人気のようです。館内に入ると下足箱があり、そのキーがICチップ内蔵タイプで、館内での飲食などの精算に利用するタイプでした。ロビーやフロントまわりは、木目の鮮やかな板張りになっていて、とても暖かみを感じます。館内には食事処や休憩所をはじめ、ボディケアやカットサロンなどもありましたが、少々手狭な印象を受けました。浴場は「石の湯」と「木の湯」とタイプの異なるものとなっていて、日替わりで男女が入れ替わるシステムとなっていました。今回は「木の湯」に入ります。暖簾をくぐって脱衣所に向かう途中、廊下の窓からは露天風呂が広がります。けっこう広々とした露天でとても開放的な感じがします。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並んでいました。数もそこそこあるので、それなりにキャパがありそうです。内湯は正面に掛かり湯、左奥にボディソープ、シャンプー、リンスの用意された洗い場が並び、窓際から大小2つの湯舟と塩サウナがありました。小さい湯舟は高濃度炭酸泉となっていました。開店と同時に入ってきたおじさんたちは、この湯舟に浸かっています。よほど気に入っているようですね。「木の湯」の名称どおり、どの湯舟も木枠に囲まれた造りになっていますが、基本的にどの湯舟も縁の部分だけです。内湯は2つしか湯舟がありませんが、メインは露天風呂のようですね。露天にはテレビ付きの大きな湯舟や、源泉風呂、寝ころび湯など、いくつも湯舟がありました。湯舟はそれぞれ熱い湯やぬる湯など、温度にもバリエーションを持たせていました。また、湯舟には大黒天や福禄寿など、七福神にちなんだ名前が付けられて一番から七番までありました。それぞれの湯舟の特徴が露天出入口脇に書かれています。ただ種類が書かれているよりも、粋な感じがありますね。ここで気になるのはやはり源泉風呂。「生源泉掛け流し」と書かれています。冬季のみの加熱だそうで、普段はかなりぬる目です。夏場なのでちょうどいい感じでした。湯はうっすらと山吹色をした湯で、サラサラとしながらもツルッとした感触のいい湯です。あまり濃厚な印象はなく、サッパリとした感じですかね。露天にはリクライニングチェアがいくつも用意されていて、涼みながら日光浴もできました。また、露天奥には高温サウナもあります。このサウナは定時になると加熱したサウナストーンにアロマ水をかけるロウリュサービスがあるとのこと。サウナ好きにもたまらないサービスですね。湯舟にもバリエーションがあり、湯の質もなかなか良さそうなので、今後、ちょくちょくと利用したいと思いました。
掲載: 2011/02/06
Data
- 所在地:埼玉県川越市上野田町
- 源泉名:川越天然温泉 美肌の湯
- 入浴 :2010年8月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物質泉
- 泉温 :源泉34.6度
- 湧出量:毎分712リットル
- 掘削深度:1200メートル
- PH :7.7
- 蒸発残留物:3222mg/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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