山形県
かむろおんせん・ほっとはうすかむろ
神室温泉・ホットハウスカムロ
ゲレンデを眺める優雅で落ち着きのある浴室
国道13号線から、神室スキー場へと向かう県道は、何とものんびりとした田園地帯を抜ける和みの道路です。ほどなくして神室スキー場に辿り着きますが、冬場はスキーリゾートとして、夏場はキャンプ場や牧場などのアウトドアスポットとして楽しめる、リゾートムード満点のエリアとなっています。今回は真夏の昼下がりに日帰り温泉施設の「ホットハウスカムロ」にやってきました。今日は昼前からにわか雨が降り、照りつける太陽で湿度が上昇、湿気ムンムンでジトッとした汗が体にまとわりつきます。早く汗を流したいとやってきましたが、意外にも駐車場はガラ空きです。こんなリゾート地でも昼間は空いているんだなぁと思ったら、運が悪いことに今日は水曜日。定期清掃の日で15時からの営業となっているようでした。1時間ほどあったので、のんびりと付近を散策しながら時間を潰しました。時間になったので温泉施設へと向かいます。館内に入ると、廊下が左右に続いています。右側はホテルへの通路となり、左側が浴場です。ちょうどその中間に日帰り入浴の入口があるようです。木造の大きな建物で、円形のゆったりとした浴舎になっているようでした。浴室は半円状になったエリアの外側に細長い湯舟があります。天井は高く、杉の木をふんだんに使った屋根が暖かみを感じさせてくれています。空間が広いので、すごく広いように感じますが、そんに湯舟が大きいわけでもありません。横に細長いので、ゆったりと外を眺めながら湯に浸かることができます。窓の外はどんな景色が広がっているかというと、目の前は斜面を利用した畑になっていました。畑というか、冬はそのままゲレンデになっていることでしょう。冬はスキー客を眺めながらの入浴といったところでしょうか。夏はのんびりとした緑を眺めることができます。湯は無色透明で、見た目にも非常に大人しい印象の湯です。実際に浸かってみてもそれほど特徴を感じるものではありません。ただ、少しツルッとするようなあっさりとした軽い湯でした。癖がないので、入りやすいし、とにかくさっぱりとした湯なので汗を流すにはちょうどいいです。それにしても、雰囲気が非常にいいです。夏場でものんびりとした感じだし、冬場ならきっと優雅に湯を楽しめるのではないでしょうか。しばらく滞在しながらのんびりと過ごしたくなるような雰囲気がありました。四季を通じて楽しむことができる温泉施設なので、立ち寄りでも宿泊でも、存分に温泉を味わいたいものです。
掲載: 2011/02/20
Data
- 所在地:山形県最上郡金山町有屋
- 源泉名:柳原源泉
- 入浴 :2010年8月
- 泉質 :ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
- 泉温 :源泉27.5度
- PH :7.8
- 蒸発残留物:4528mg/kg
- 形態 :スキーリゾート 男女別
- 効能 :動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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