岩手県
わたぼうしのさとおんせん・あずみのゆ
綿帽子の里温泉・あずみの湯
爽やかに心も体もリフレッシュ
安比高原は冬はスノーリゾートとして名高い、人気のレジャースポットです。もちろん冬だけでなく、夏は合宿や避暑地の拠点として、また、四季を通じて観光温泉地としても人気があります。綿帽子温泉館は安比川に近い、高原の中にある佇む日帰り温泉スポットです。レストランを併設していて、ドライブの途中にも気軽に立ち寄れる便利ところです。牧歌的な風景の広がる田園地帯にポツンと建ちますが、とんがった帽子をかぶっているような、面白い形をした屋根が目印です。夜間ともなると、周囲には何もないのでとてもライトアップされた屋根がとても目立つ存在となっていました。館内に入ると、まずはレストランの入口があり、またその反対側に下足箱があります。入浴の際には下足箱に履物を入れて、中に入ることになります。受付を済ませて中を進むと、ソファーの並ぶ休憩エリアがありました。浴場はその奥にありますが、洋風風呂と和風風呂の2種類の浴場があり、定期的に男女が入れ替わるシステムになっているそうです。今回は洋風の浴場に入ります。脱衣場は広々としていて、基本的には棚にカゴが並びます。貴重品用にコインロッカーも用意されています。浴室もこれまた広々としています。洗い場は左奥にあり、ボディソープとリンスインシャンプーが用意されていました。湯舟は大小さまざまな浴槽が並んでいます。手前の小さなものは、電極板の取り付けられた電気風呂となっています。主浴槽の隣にはぬる〜い湯になっているぬる湯があり、サウナと水風呂も用意されています。浴室内は基本的にシンプルなスタイルなのですが、湯舟もバラエティでとても楽しく湯を楽しむことができます。湯は微妙にツルッとするような刺激の少ない湯で、ジワッと肌にしみこむような滑らかさを感じました。重たい湯というわけではないですが、けっして軽くもなく、とにかくジワッとした印象を受けました。続いて露天風呂へと向かいました。こちらはわりと小ぢんまりとした浴槽がひとつあるだけです。こちらもけっこうぬるい湯になっていて、長湯するのにちょうどいい感じでした。利用客もそんなに多くはなかったのですが、これだけ気軽に温泉を楽しめるのなら、きっと冬場はけっこうな混雑ぶりではないでしょうか。たとえ混雑していても、その湯のよさはきっと実感できるでしょう。それだけ実力の持った温泉だと感じました。
掲載: 2011/03/12
Data
- 所在地:岩手県八幡平市細野
- 源泉名:綿帽子の湯
- 入浴 :2010年8月
- 泉質 :ナトリウム−炭酸水素・塩化物泉(低張性・中性・高温泉)
- 泉温 :源泉58.3度
- PH :7.3
- 成分総計:1.655g
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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