岩手県
あづまねおんせん・ききょうそう
あづまね温泉・ききょう荘
お肌がつるつる、美人の湯
東根山の麓、田園地帯の広がる一角にある温泉保養施設が、ききょう荘です。この周辺は洋ナシ畑も広がっていて、その名産物にちなんだ温泉施設「ラ・フランス温泉館」がすぐ隣に位置しています。一般の入浴客はラ・フランス館へ行くようですが、このききょう荘も日帰りでの入浴を受け付けています。ここは宿泊施設となっていますが、地元の方々はこちらを主に利用しているようです。また、デイサービスを併設していることもあって、館内はバリアフリー化されていました。ききょうは、町の花に指定されているそうで、そこからネーミングされたようです。館内に入るとシューズロッカーが並んでいます。片側は一般用、その反対側はデイサービス用となっているので注意しましょう。館内に入ると入浴券の自動券売機があり、受付をして中に入ります。デイサービスもあるので一般の人がどこまで利用できるのか気になっていましたが、食事処もあり、一般の方でも気兼ねなくくつろげるスペースとなっていました。浴場はロビーのすぐ目の前にあります。脱衣所は無料のスチールロッカーが沢山並んでいます。スチールロッカーはちょっと小さめのものなので、貴重品を優先して、上着などの衣類はカゴを利用した方がいいかもしれません。浴室は白いタイル張りのとてもオーソドックスなものです。洗い場は8基あり、ボディソープとシャンプー、リンスが用意されていました。湯舟は変形タイプのものがひとつあります。何か模った浴槽でしょうか?ききょうの花にも見えなくもないけど、ちょっとムリがあるかな?湯舟の湯は無色透明で、トロトロと注がれていますが、飲用はできないと書かれています。デイサービスもあるので、消毒臭が気になるかと思っていましたが、ほとんど気になることはありません。けっこう殺風景でシンプルすぎる浴室だなぁと思いましたが、これがまたけっこう個性的な湯なのです。湯舟に浸かると肌の表面がヌルッとしてきます。思わず石鹸が落ちていなかったかと思ってしまうくらい、ヌルヌルッとします。湯そのものはあっさりとしたものなので、このヌルッとした感は気持ちいいです。これなら湯上りの肌もツルツルになっていることでしょう。浴室の外壁はガラスブロックになっているのでとても明るいのですが、景色などはまったく見えません。裏手は森になっているので、そちら側に浴場をつくっても良かったのかなと思います。何はともあれ、レジャーの拠点としても利用でき、とても便利なところだと感じました。
掲載: 2011/03/20
Data
- 所在地:岩手県紫波郡紫波町上松本内方
- 源泉名:けやきの湯
- 入浴 :2010年8月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉40.7度
- PH :9.0
- 成分総計:0.5262g/kg
- ラドン含有量:9.43マッヘ
- 形態 :保養福祉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 穴場度:☆☆☆
- 景色 :
- 総合評価:☆☆☆
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