山形県
あつみおんせん・もっけゆ
温海温泉・もっけ湯
名湯あつみ温泉で、のんびりと足湯に浸かる
山形県の沿岸南部、温海川沿いにある温泉地が温海温泉です。温海温泉は古くから名湯として知られ、湯治場として栄えてきたそうです。発見は1000年以上前ととても古い温泉のため、弘法大師が発見したとか、傷ついた鶴が湯浴みしていたとか、温泉発見にまつわるエピソードはいくつかあるようです。今でも沢山の温泉旅館が建ち並び、人気の温泉地として多くの観光客が訪れる活気ある温泉地です。「もっけ湯」は温海川沿いにある足湯施設で、誰でも自由に利用できる温泉スポットです。「もっけ」とは、庄内地方の方言で感謝の意を表すときなどに使うのだそうです。旅館「たちばなや」前にある湯の里橋のすぐ脇にあります。河畔にあるのですが、ここの造りはちょっと変わった構造になっています。川の土手というか、道路脇の路側帯のようなところに足湯があるのですが、道路と川面の斜面部分に立体的な構造であるのです。ちょっと文字での説明が難しいのですが、足湯の下にも足湯があり、段々になっている感じですかね。また、湯舟もいくつもあって、それぞれグループやカップルで利用できるようになっていました。湯はけっこう熱めの湯で、ツルッとした浴感の気持ちいい湯です。とっても熱い湯なのですが、下段の湯舟は逆にぬるくなっていました。湯舟によって温度にも違いがありそうなので、適温を探すのもいいでしょう。川面を眺めたり、温泉街を眺めたり、のんびりと過ごすことができます。また、よく見ると、川沿いには桜の木もあります。春にはピンク色に咲き乱れる桜を眺めながら、花見風呂も風情があっていいですね。そうなってくると温海温泉は名湯でも知られる湯だけあって、とっても滑らかな湯なので足湯だけの利用はもったいないです。やはり全身浴がしたくなるところですね。このときは宿泊ではなく、法事でたまたま通りかかったこともあり、30分ほどしか時間がないので足湯だけの利用となってしまいました。温海温泉には共同湯もあるし、また、やはり海も近いということで新鮮な魚介類も食したいところ。ゆっくりと宿泊してのんびりと温泉を味わいたいですね。
掲載: 2011/04/30
Data
- 所在地:山形県鶴岡市温海
- 入浴 :2010年9月
- 形態 :足湯施設 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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