佐賀県
うれしのおんせん・ほてるさくら
嬉野温泉・ホテル桜
10階から嬉野の街を見下ろすパノラマビュー
嬉野温泉は佐賀県のみならず、九州を代表する温泉地のひとつです。古くから知られる温泉地で、かつては長崎街道の宿場町としても栄えた歴史を持っています。現在でも多くの温泉旅館が建ちらならび、大きな温泉街を形成しています。「ホテル 桜」は、派手なピンクの看板が遠くからでも目立つ温泉観光ホテルです。目立つのは外観だけでなく、館内に入って浴場に向かうまでのアプローチもゴージャスな雰囲気で圧倒さてしまいます。それというのも、ロビーは10階吹き抜けになっていて、見上げると各階のフロアの廊下が縞模様のように見え、奥行きがとてもダイナミックです。そして浴場はその10階の最上階にあるのです。さっすくエレベータに乗り込みますが、シースルーのエレベータなので浴場までのアプローチも十分に楽しめます。よくよく見てみると、目の前には滝というか壁沿いに水が流れているのですが、上から下までザザーッと豪快な高さを落ちていっているのです。これはなかなかの演出ですね。さて10階に辿り着くと浴場は左右に男女がわかれます。脱衣所は棚にカゴが並んでいました。貴重品用のロッカーが出入口付近にあります。暗証番号を入力するタイプのロッカーなので、番号を忘れないように注意しましょう。浴場に入ると、内側に洗い場があり、外側の窓際に湯舟がありました。洗い場はボディソープやシャンプー、コンディショナーのほかに、洗顔用の化粧石鹸もありました。また、壁際にある洗い場の他に、八角形の形をした柱状の洗い場もありました。湯舟は窓際沿いに逆L字型のものがありました。両サイドから湯が注がれ、また角からも湯が注がれていました。湯は無色透明でツルッとした浴感がある、なんとも滑らかな感触が特徴的です。内湯は窓ガラスがとても大きくて、しかも10階という高い場所ということもあり、嬉野の街を見下ろせてとても優雅な感じです。続いて露天風呂に出てみます。露天は屋上ということもあり、風が通り抜けてちょっと寒いです。もちろん冬だったこともあるので、他の時期なら気持ちいいことでしょう。湯舟は手前側に小さいのがあって、奥に細長い岩風呂がありますが、実はこれは同じ湯舟でした。それというのも、途中に橋があって遮られているだけでした。湯舟はさらに奥にもありますが、こちらは水風呂です。そしてその脇にサウナがありました。露天で面白いのが、壁際が水のカーテンのようになっているのです。カーテンといってもその先にガラスブロックの壁があるのですが、とても優雅な演出を出していました。露天の雰囲気もよく、また景色も一望できるのもポイントが高いです。
掲載: 2011/07/17
Data
- 所在地:佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙
- 源泉名:嬉野温泉観光株式会社第4-1源泉
- 入浴 :2011年1月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
- 泉温 :源泉78.4度
- 湧出量:毎分80リットル
- PH :7.54
- 蒸発残留物:1271mg/kg
- 形態 :観光旅館 男女別
- 効能 :きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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