岡山県
おおあしこうげんおんせん・うんかい
大芦高原温泉・雲海
ログハウス風湖畔バンガローも充実したアウトドアリゾート
寒くなると温泉が恋しくなるもので、ようやくとれた冬休みを利用して岡山周辺の温泉を巡ることにしました。地図を見て気になった大芦高原温泉を訪れることにします。湯郷温泉からクルマで30〜40分ほどの標高500メートルほどの山の中にある温泉施設です。山の中といっても国道からちょっと山に入るだけですので、アクセスはとても楽そうです。国道から脇道に入ると道は細くなりますが、裏山を抜けるような感じの道です。途中には棚田があってとてものどかな風景も広がっていて、退屈しない景色です。細いクネクネとした山道を行くので、どんなお粗末なものかと思っていたら、意外と立派で大きな建物にびっくりします。また、周囲には公園やミニ動物園があったりと、ファミリーで遊ぶことができそうです。真冬なのであまり遊んでいる人はいませんが、夏場は人気があるのではないでしょうかね。ここは宿泊施設ですが、日帰りでも立ち寄ることができるようなので、気軽な気持ちで利用することができます。このときも既に何人もの客が入浴セットを持って入っていく人がいました。館内に入るとフロント前には入浴券の自動券売機があります。まだ午前中の早い時間帯なのですが、次々と入浴客が押し寄せています。どうやらみんな顔見知りのようで、常連の方々なのでしょう。常連客が多いのはいい湯である証拠ですよね。期待に胸を膨らませて、さっそく浴場へと向かいます。浴場は2階にあがったところにあるようです。リクライニングチェアのあるゆったりとした休憩室もありました。脱衣所は鍵付きの木造ロッカーがズラッと並んでいます。小ぢんまりとしているどころかゆったりとしていて、浴場もそれなりに広々とした感じです。大きな主浴槽が目の前にありますが、そのほかに打たせ湯と寝湯が並んでいます。浴場の一角にはサウナと水風呂もあるので、常連さんはまずはそちらの方でくつろいでいるようでした。それからまた、小さいながらも薬湯というのがあります。こちらは入浴剤が使われているのではなく、薬草の入った布袋が浮いています。内容は定期的に変わるようで、今回はヨモギを使用した湯になっていました。独特の青臭い香りがとてもリラックスした気分にさせてくれますね。それにしても見た目には大人しい施設ですが、主浴槽にはバブルバスやジェットバスもついていて、小さなスーパー銭湯並みに湯舟が充実していますね。湯は無色透明で、放射能泉と書かれています。放射能泉だと、ほとんど浴感のない湯が一般的ですが、ツルツルとした肌触りを感じる個性的な湯です。肌を撫でたくなるような滑らかさで、とても好感触です。美作周辺の湯はどこも滑らかな湯が自慢ですが、他の温泉に引けを取らずいい感じです。また小さいけど露天風呂もありました。露天は岩風呂で雰囲気もいいのですが、さすがに真冬なのでとても寒かったです。もちろん頭が冷たくて気持ちがいいのですが、夏場はもっと気分よく利用できるでしょう。山の中なので露天は景色がいいのかと思っていたのですが、囲いがあってよく見えないのが残念です。おそらく客室からの眺めはいいのではないでしょうか。ゆっくりと滞在して、のんびりと過ごしたいリゾート型の温泉施設でした。
掲載: 2012/11/21
Data
- 所在地:岡山県美作市上山
- 入浴 :2011年12月
- 泉質 :単純弱放射能温泉
- 泉温 :源泉31.8度
- PH :9.4
- 蒸発残留物:0.084g/kg
- 形態 :温泉宿泊施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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