山口県
くすのきおんせん・くすくすのゆ
くすのき温泉・くすくすの湯
源泉掛け流しが自慢の農業温泉
宇部市の郊外、楠にある農業交流施設が「楠こもれずの郷」です。田園風景の広がる長閑な場所に農業体験ができる学習スポットや農産物の直売所、レストランや温泉施設までもあり、レジャースポットにもなっています。けっこう辺鄙な雰囲気の場所ですが、比較的新しい施設のようでどの建物も綺麗で今風という感じです。駐車場も広いのですが、こんなところにこんなに需要があるのかなぁと思っていましたが、意外にも次々と客が来ていて、駐車場はあっという間に埋まってしまいました。休日だったので、平日ならもう少し空いているかもしれません。さて、温泉施設の方はというと、農産物直売所の正面にあります。館内に入ると自動券売機、そして正面に浴場受付があります。浴場受付の左右に男女別の出入口があります。入浴券はそこで回収されてしまうのですが、再入浴を希望する場合は、出るときに手の甲にスタンプを押してもらうのだそうです。脱衣所は鍵付きの木造ロッカーが並びます。木造なのはロッカーだけでなく、床も壁も天井も色鮮やかな木造建築です。山口県産の木材を使用した総桧造りなのだそうです。浴室は桧タイプと石風呂タイプの2つがあるそうで、月替わりで男女交替するそうです。今回は桧風呂となりました。浴室に入ると、すぐ手前に掛かり湯、そして正面には大きな主浴槽とその手前側に小さなバブルバスがありました。また、その先には大きなガラス窓があり、そこからさんさんと降り注ぐ太陽の光が入ってきて、眩しいくらいに輝いていました。なかなか雰囲気のいい浴場です。浴室を右奥へと進むと、サウナと水風呂、そして回りこむようにして洗い場がありました。湯舟は縁の部分が木造になっていますが、パンフの写真を見る限りでは、石風呂は縁の部分が石組みになっただけのようですね。壁や天井は木目の鮮やかな板張りとなっています。内湯のすぐ外側には露天風呂があります。露天は湯舟がひとつだけとなりますが、屋根付きの優雅な雰囲気です。冬場だったこともあってか、露天風呂の方が少しぬるかったです。湯は無色透明でサラッとしたタイプですが、浸かっていると小さな気泡がたっぷりと全身にまとわりつきます。そのせいかツルッとした浴感があります。源泉掛け流しを謳っているだけあって、湯舟からどんどん溢れ出ています。なので新鮮な湯をいつでも楽しめるようですね。とてもクリアな湯なのですが、やはり透明感が違うなぁと感じました。浴後はゆったりと休憩室で休んでもいいし、食事をしてまったりするのもいいでしょう。
掲載: 2012/12/10
Data
- 所在地:山口県宇部市大字西万倉字沖田
- 入浴 :2011年12月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉34.6度
- 湧出量:毎分500リットル
- PH :9.0
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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