新潟県
ぎんざんだいらおんせん・しろがねのゆ
銀山平温泉・白銀の湯
優雅な山々を望む眺望ばっちりの露天風呂
新潟県と福島県にまたがる奥只見湖は、国内でも屈指の大きさを誇る人造湖です。発電用に開発された重力式コンクリートダムで、堤高が157メートルもあるというから半端な大きさではありません。通称、奥只見湖と呼ばれているようですが、正式名称は銀山湖なんだそうです。その銀山湖の新潟寄り、いくつものログハウスが建ち並ぶ銀山平温泉は、山間のレジャースポットです。民宿や旅館がいくつかあり、その中にポツンと建つ日帰り温泉施設が「白銀の湯」です。1階部分は石垣に覆われ、2階にログハウスが建つという、豪雪地帯ならではの造りがユニークです。とても小さな施設なので需要がないのかと思いきや、モダンな造りなので人気はありそうです。このときも休日だったこともあり、けっこう繁盛しているようでした。館内に入るとすぐに受付があります。受付脇に小さな自動券売機があり、入浴券を購入して利用します。中に入ると広間の休憩所がありました。飲食は持ち込み可のようで、お弁当持参で楽しんでいる方が大勢寛いでいました。浴場は2階にあがったところにあります。桧造りという館内はとてもぬくもりのある、情緒ある佇まいです。脱衣所はとても広々とし、木造の鍵付きロッカーも用意されています。浴室はまずは広めの内湯が出迎えてくれます。内壁側にボディソープ、リンスインシャンプーの用意された洗い場が並び、そして大きな浴槽があります。浴槽は桧風呂になっていて、ゆったりとしています。無色透明の湯が注がれており、周りはガラス張りになっているので、明るくてキラキラと輝く湯舟が印象的でした。湯はサラッとして、微妙にツルッとするようなわりと大人しい感じの湯です。キメ細かな肌触りのいい湯という感じですかね。外には露天風呂があります。こちらはスペースは狭いものの、それなり工夫された岩風呂になっています。湯舟も小さく、大人が3〜4名も入ればいっぱいという感じです。壁に小さい湯舟の方は源泉なのでぬる目と書かれていました。よく見るとすぐ隣にもうひとまわり小さな湯舟がありました。陽射しの強い真昼間だったので、影になって一瞬わかりませんでした。湯舟は小さい方はぬるめと書かれていながらも、実際は大きい方がぬるかったです。とても暑い日だったので大きい方は調整したのでしょう。露天は壁があるので湯舟に浸かってしまうと景色は見えません。目の前が駐車場なので囲いがなければ丸見えなので仕方はないでしょう。でも、立ち上がるととても優雅な景色が広がっています。目の前には真夏なのに残雪の残る山々が連なり、とても風光明媚な景色です。とても気分よく利用することができました。浴後、建物を出たところに名水と書かれた水がパイプから流されています。飲んでみると冷たくて癖がなく、とても美味しいです。湯上りの水分補給にとてもありがたかったです。周辺の宿に泊まると、この施設は利用し放題とのことなので、ゆっくりと滞在するつもりで遊びにくるのもいいでしょう。
掲載: 2013/06/23
Data
- 所在地:新潟県魚沼市銀山平温泉
- 入浴 :2012年9月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉47.6度
- PH :8.54
- 蒸発残留物:0.021g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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