静岡県
ふがくおんせん・はなのゆ
富嶽温泉・花の湯
バラエティに富んだ湯舟をめぐり、1日たっぷり温泉三昧
富嶽温泉花の湯は、富士宮駅の北、国道139号線沿いにある大型の温泉施設です。静岡県を中心としたレジャー会社「時之栖」系列の温泉施設です。設備はとても充実している分、料金もやや高めに設定されているので、優雅にのんびりと過ごすことができる温泉施設です。富士宮市内にはあまり目立つような温泉施設がないため、とても重宝できる温泉施設です。今回は日曜日の午前中に利用してみました。ここは1日ゆっくりするプランの他に、1時間だけの利用もできます。1日ゆっくりするほど時間があるわけでもないので、1時間だけ遊んでみることにします。1時間の料金もそれなりに割高なので、日曜日だというのにちっとも混雑していません。とても大型の温泉施設で、館内もゆったりとした雰囲気があります。温泉施設にしては不思議な構造だなぁと思っていたのですが、実はもともとはこの建物は大型のスーパーマーケットだったようです。すっかり改装されていますが、どことなく面影がのこりますね。普段はじっくりと温泉に浸かるタイプなので、1時間はけっこう忙しいです。さっさと着替えて浴場に向かいます。浴場に入ると手前側には洗い場が並び、奥にゆったりとした湯舟があります。ガラス張りの窓際にあるので、明るくゆったりとしていました。その手前には小さめの湯舟がありますが、こちらは海水の10倍の塩分を含むという死海風呂です。浮力が大きいので、両手両足を出してプカプカと浮かぶことができるので、非常に面白いです。バランスをとるのに慣れれば、快適にプカプカできます。ただ、塩分がキツイので、ちょっとした擦り傷でもズキズキと疼きます。温泉の湯舟はゆったりとしていますが、湯は無色透明であまり特徴はないようです。一部にはバイブラバスと打たせ湯もありました。それよりも気になるのが露天風呂です。窓から覗くと色々な湯舟が並んでいるようです。さっそく外に出てみると、それぞれ何ともカラフルな湯の色に驚きます。まずは陶器の壺湯が並んでいますが、それぞれ種類の違った薬草が使われた湯舟となっています。季節に合わせて薬湯の種類も変わるようです。それから目の前にある大きな屋根付きの湯舟は、青白く白濁しています。草津の湯ということで、温泉を再現させた硫黄泉になっていました。その脇には家庭用のユニットバスみたいのが3つ並んでいます。しかも、やたらと派手な色をしてます。真っ赤な湯のは甘茶、中央の茶色いのがじっこう風呂、蛍光レモン色をした湯が米ぬかオリーブとなっていました。入浴剤を使用した湯のようですね。一番奥にあるのは、炭酸泉になっていてかなりぬる目の湯が入っています。浸かっていると体中にびっしりと気泡がついて、ぬるいわりによく温まります。それにしてもいつくもの種類の湯舟があるので、1時間ではとても全部の湯舟をめぐることができません。サウナなども充実しているので、やはり1日ゆっくりと過ごすような温泉施設ですね。また、浴後には仮眠のできるリラックスルームなども完備されていたり、休憩室やレストラン、カラオケルームなどもあるので、温泉以外でも飽きずに1日いられそうです。また、夜間はそのまま朝まで過ごせるオーバーナイトプランや、個室のホテルもあるので、宿泊施設代わりに利用することも可能なようです。普段からそんなに混雑することのない施設のようなので、まったりと1日過ごしてみるのもいいでしょう。
掲載: 2013/10/07
Data
- 所在地:静岡県富士宮市ひばりが丘
- 入浴 :2012年12月
- 泉質 :単純温泉(低張性・弱アルカリ性・低温泉)
- 泉温 :源泉29.7度
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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