徳島県
もみじがわおんせん
もみじ川温泉
心やすらぐ自然あふれる温泉郷
高知から徳島へと抜ける国道195号線沿い、緑豊かな谷間に佇む「もみじ川温泉」は、道の駅に併設される宿泊温泉施設です。渓谷を縫うように流れる那賀川が、川口ダムによって堰き止められているので、湖畔の温泉宿という感じのロケーションです。規模は小さな道の駅ですが、偏狭のドライブインとあって、けっこう賑わいをみせているようです。道の駅ということもあって、温泉施設やレストランは宿泊者でなくても利用できるようになっているようです。べふ峡から徳島へ抜ける際に通りかかったので、休憩がてら立ち寄ってみることにしました。クネクネと山道が続く中、小さな集落を抜けたところに施設があります。手前に温泉浴舎らしきものが見えますが、玄関はその奥です。館内に入ると、物産品の売店があり、その奥がレストラン、そしてその右奥が温泉浴場入口になっていました。入浴券を購入して受け付けを済ませ、そのまま廊下を奥へと進みます。廊下の途中に下足箱があり、その先に男女別に浴場の入口がありました。さらに突き当たりには休憩室がありましたが、とても小ぢんまりとした小さなところです。先客が少しいるようだと、ちょっと入りづらい雰囲気でした。脱衣所は無料の鍵付きスチールロッカーが並びます。小さな脱衣所ですが、洗面台はわりとゆったりとしています。浴室に入ると、こちらはタイル張りのオーソドックスなスタイルですが、思ったよりも広めの内湯です。左側に洗い場が並び、右側には湯舟があります。湯舟は目のような円を潰したような形をしています。その一角にはジャグジーもありました。湯は無色透明で微妙にツルッとする浴感がありますが、消毒臭がややキツめなので、なんか興醒めしてしまいます。内湯の外側は大きなガラス窓になっていて、外を眺めることができました。外側はすぐ湖なのでキラキラと輝く湖面がとても綺麗です。完全に透明なガラスではなく、おそらく外側からは見えにくいようなフィルムが貼ってあるせいか、視界がそんなに鮮明でないところが残念です。外側は湖なのになんで目隠しが必要なんだろうと不思議に思いましたが、外を覗いてみると、目の前には吊橋というか湖を跨ぐ道路が見えました。角度的に距離的にも、覗かれてしまうというほどでもないように感じますが、気になる人もいるだろうということで、そうしているのでしょう。ふと見ると露天風呂もあるようです。外側の扉を開けると、そこにとっても小さな湯舟がありました。本当に小さな湯舟なので、先客がいると入りづらいですが、湖畔を眺めるとても優雅な位置にあります。ここも半透明の目隠しがありますが、隙間からは静かな湖畔を眺めることができました。真冬なので少し寒々しい感じがしていましたが、紅葉シーズンともなるときっと鮮やかなことでしょう。ちなみにレストランではアメゴや猪肉、鹿肉などの地のものを使った料理が楽しめるので、話のネタに食してみてはどうでしょう。
掲載: 2014/01/19
Data
- 所在地:徳島県那賀郡那賀町大久保西納野
- 入浴 :2013年1月
- 泉質 :温泉法第2条該当鉱泉
- 泉温 :源泉6.8度
- 形態 :道の駅併設の宿 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 秘湯度:☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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