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新潟県

むいかまちおんせん・ほてるきのめざか

六日町温泉・ほてる木の芽坂

田園風景を望みながら日常を忘れて湯につかるひと時
六日町温泉は、南魚沼市にある街中の温泉地です。六日町温泉は旅館がいくつか点在し今では人気の温泉地ですが、意外にも温泉の歴史は浅く昭和32年に天然ガス試削の際に発見されたという新興温泉地です。歴史は浅いですが、湯量が豊富で滑らかな湯として人気のある温泉です。ほてる木の芽坂は、六日町駅の西、山裾の県道沿いにある大きな温泉旅館です。田園地帯を見渡すのんびりとした景色も売りで、とても落ち着いた雰囲気があります。六日町スキーリゾートにも近いので、冬にはウインタースポーツの拠点としても便利な宿です。今回はまさにスノーパラダイスの真冬に訪れました。田んぼが多いので周囲は真っ平らで真っ白、まるで白紙の中にポツンと建つ宿が印象的でした。館内に入ると余裕のあるエントランス、そしてゆったりとしたロビーがあります。さっそくチェックインを済ませて客室に向かいますが、やはり気になるのは温泉です。ひととおり館内の説明を受けて、温泉についてもチェック。そしてさっそく浴場に向かいます。浴場は内風呂の大浴場が1階、それから展望露天風呂が屋上にあります。2ヶ所にお風呂があるので、湯巡り気分で温泉を楽しむことができます。まずは1階の大浴場に向かいました。浴場は1階とはいいながらも、ロビーが2階にあるので、ちょっと一段さがった低い位置にあります。鉄筋の建物の階下層にあるので、広めの浴室内には大きな柱がいくつかあります。ふつうならそういう柱はけっこう邪魔だったりしますが、うまくデザインされているのか、むしろ幾何学的な雰囲気があって、いい感じです。浴室は手前側から内側に洗い場があり、そして窓際にゆったりとした湯舟があります。湯舟の一部はかなりぬるい湯になっていて、低温浴槽となっていました。浴室はそれなりに蒸しているので、熱い湯に長く浸かっているとのぼせてきますが、こういうぬるい湯舟があると、のんびりと入れていいですね。湯はほとんど無色透明で、サラサラというか、微妙にツルッとする噂どおりの滑らかな湯でした。浴場内にはサウナと水風呂もあり、また露天へと出る扉もあります。なんだ、大浴場にも露天があるんだぁと思って外を覗くと、空っぽの岩風呂がありました。今は使われていないようです。絶景の露天風呂が屋上にあるので、こちらは必要ないのかもしれませんね。ということで、続いては自慢の屋上露天風呂に向かいます。エレベータは2基あり、片側は屋上階の浴場手前まで、もう片側はその1階下の階までなので、そこから階段で屋上階を目指します。強引に後から屋上露天風呂を作ったのか、男女別に脱衣所はあるものの、かなり狭くて簡易的な雰囲気がありました。衣類を脱いで鉄扉を開けると、そこにはすぐ岩風呂がありました。想像していたよりもずっと大きな湯舟です。そして自慢するだけのことはありますね、眺望はかなりいいです。露天風呂でありながらも、周囲の眺望を邪魔するような壁はなく、六日町の街並みを見下ろすいい景色です。また、正面には名峰の八海山も見えます。雪景色なので、まるで水墨画のような景色にうっとりとしてしまいました。屋上露天には洗い場はないので、景色を楽しみながらゆっくりと浸かるだけです。冬場は寒いけど、湯は熱めなのでじっくりと楽しめました。ちなみに翌朝になると露天は男女が入れ替わります。もう片方は桧風呂になっていました。向きが逆になるので、こちらからは越後三山を見渡せます。清掃の方もおっしゃっていたのですが、やはり見応えがあるのは岩風呂の方とのこと。でも、こちらの景色もなかなか悪くないなって感じです。雪解けの頃の景色もまた、見応えがあるのではないかと感じました。
掲載: 2014/04/10
Data
  1. 所在地:新潟県南魚沼市小栗山
  2. 源泉名:六日町温泉第14号井
  3. 入浴 :2013年1月
  4. 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
  5. 泉温 :源泉58.6度
  6. 形態 :温泉旅館 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆
  12. 景色 :☆☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆☆