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新潟県

おおゆおんせん・ほてるゆもと

大湯温泉・ホテル湯元

魚沼の味覚と温泉を楽しむ
小出市街地からクルマで20分ほど、国道352号線を奥只見方面に向かっていくと、大湯温泉街に辿り着きます。国道沿いにはいくつかの温泉が点在していますが、温泉街を形成しているのはこの大湯温泉くらいであとは小さな温泉地です。大湯温泉の歴史は古く、養老二年(718)に行基という僧が開湯したと伝えられているそうです。山間の静かな環境にありますが、現在ではいくつもの温泉旅館が建ち並んで、とても活気付いた印象がありました。ホテル湯元は温泉街の一番北側にある大きな温泉旅館です。優雅でゆったりとした大型の旅館ですが、低料金で利用できるとてもリーズナブルな旅館として人気があるそうです。今回はスキーシーズンの真っ盛り、真っ白な雪に囲まれた1月におとずれました。大湯温泉には小さいながらもスキー場があるので、この時季はスキー客が多いようです。このときもスキー場に向かう途中で通りかかった際に、「入浴できます」の看板を見つけたので、雪遊びの帰りに立ち寄ってみました。エントランスを入ると、ゆったりとしたロビーがあります。ロビーには大きな白熊の剥製が出迎えてくれていて、なかなかゴージャスな雰囲気がありました。フロントで入浴の受付をすると、ハンドタオルもついてきました。浴場はエレベータで階下におりたところにあります。階下といっても、谷間の斜面に建つ宿なので、フロントが3階に位置しています。浴場はその1階にあるのでした。エレベータを降りると正面には囲炉裏を取り囲むような休憩スポットがありました。「湯話味庵」と書かれています。待ち合わせや一服するのにちょうどいいスペースです。脱衣所に入ると、棚にカゴがズラッと用意されています。さすが大型の旅館だけありますね。まだ早い時間なので宿泊客はいなくて、とても広々としてゆったりとした感じです。洗面台も広々として、化粧水などのコスメ用品も充実していました。浴室もまたゆったり広々としています。大浴場といいながらちっとも広くない浴場もありますが、ここは本当にゆったりとしていて、まさに大浴場です。浴場は「大岩石風呂」と「釈杖の湯」の二つのタイプがあるようですが、こちらは「釈杖の湯」となっています。ゆったりとした空間にゆったりとした湯舟があり、基本的にタイル張りの浴室ですが、ところどころに岩が配置されていました。洗い場は壁際にたくさん並んでいて、ボディソープやリンスインシャンプーの他に、洗顔用の石鹸などもあり、大型の旅館らしい充実度です。さっそく体を流して湯舟に浸かりますが、真冬の寒い時期で体が冷えていたこともあり、とても熱く感じます。慣れてしまえばそんなことはないのですが、最初のジーンとくる感覚もまた、いいものですね。湯舟の一角にはお坊さんらしい銅像が立っていました。開湯伝説にある行基僧でしょうか、見守られているようでありがたいですね。浴室の外側はガラス窓になっていますが、一角には露天風呂もありました。露天は大きな屋根付きの岩風呂です。巨石に囲まれた湯で、真冬の寒い時期とあってか、内湯に比べてとてもぬる目の湯となっていました。ちょうどいい温度なのですが、気温が低いので顔が冷たいのが難点かな。でも、長湯するにはちょうどいいかもしれません。露天のまわりはちょっとした庭園風になっているので、雰囲気はいいですが、景色を眺めるような感じではありません。でも、山々に囲まれた山間の雰囲気はあるので、喧騒を忘れてゆっくり過ごしたいですね。湯は無色透明で、とってもキメ細かいというか包み込むような優しい感触の湯です。さすが名湯と呼ばれるだけあるいい湯ですね。夕食のバイキングは定評があるようなので、宿泊で利用して思いっきり温泉を楽しむのもいいでしょう。
掲載: 2014/06/18
Data
  1. 所在地:新潟県魚沼市上折立
  2. 源泉名:湯元館1号、湯元館2号の混合泉
  3. 入浴 :2013年1月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :源泉50.4度
  6. 形態 :観光ホテル 男女別
  7. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  8. 露天風呂:あり
  9. 開放度:☆☆☆
  10. 清潔度:☆☆☆☆
  11. 気軽度:☆☆
  12. 景色 :☆☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆