北海道
みついしこんぶおんせん・くらぞう
みついし昆布温泉・蔵三
今にも出航しそうな漁船型の開放感ある露天風呂
みついし昆布温泉「蔵三」は、道の駅に併設された温泉施設です。日帰りだけではなく、宿泊もやっているのかな? 宿泊プランの記載されたチラシがあったので宿泊用の客室もあるようです。苫小牧から襟裳岬に向かう国道235号線沿いの大型の道の駅にあり、その端の方に温泉施設がありました。端とはいってもとても大きな施設で、その存在感はとても大きく感じます。館内に入るとまずはゆったり広々とした開放的なロビーがあります。夏休みということもあってか、とても賑わって繁盛しているようでした。食事処もあるので、そちらを目的にやってきている人も多いのかもしれません。地元産の野菜や新鮮な食材を活かした食事ができるということで、メニューも豊富でどれもおいしそうです。なのでちょっと食事をしてから入浴することにしました。おすすめメニューもいっぱいあるのですごく悩みましたが、「みついし牛」の丼物があったので食べてみました。柔らかい肉がとても美味しかったです。さて、食欲を満たしたところで入浴といきましょう。脱衣場は今どきの温泉施設らしいコイン返却式のロッカーが整然と並びます。浴室は横に細長く、手前に洗い場、窓際に湯舟がありました。湯舟は3つに区切られていて、手前がジャグジー、中間が無色透明の湯、奥が黄色い湯となっています。ジャグジーはかなりぬるめに設定されているようで、夏場なのでとても過ごしやすい温度です。中央の透明の湯は、よくよく見てみると脇に昆布の入った布袋が吊るされています。みついしは、昆布が名産となっているところです。途中の海岸にも昆布の干し場がいくつもあったりして、特産品となっていることがわかります。このように地の物を利用した湯舟というのは、ネタとしてもいいですよね。奥の湯舟は色がついているところをみると天然温泉なのでしょうか。入浴剤とは違った、ナチュラルな色合いです。しかしながら、脱衣所にあった温泉分析表をみると、ほとんど無色透明と書かれています。入浴剤の使用は書かれていないので、やはり温泉の色なんでしょうね。浸かってみるとツルッとした浴感があり、なんともいえない軽やかな肌触りがありました。しっとりというか、優しく包まれているような感覚です。大きな窓からは海岸を眺めることができます。晴れ渡った清々しい日だったので、とても開放的に感じます。すぐ外側には露天風呂もありました。こちらは大きな漁船のような形の湯舟があります。船の半分は湯舟になっていて、半分は甲板のようになっていて休憩できるようです。屋根や天を覆うような囲いもないので、開放感もばっちりです。そしてそれに加え、目の前の海岸で遊ぶ人たちもよく見えます。向こう側からも見えるんですかね。それぐらい視界が開けているので、眺めもばっちりです。波の音を聞きながら温泉に浸かるなんて、やっぱり贅沢な感じですね。雰囲気もいいし、お湯のツルツル感もばっちり、美味しく食事もできたりしちゃうので、もう文句なしの施設です。
掲載: 2014/10/14
Data
- 所在地:北海道日高郡新ひだか町三石鳧舞
- 源泉名:三石温泉
- 入浴 :2013年8月
- 泉質 :冷鉱泉
- 泉温 :源泉10.4度
- 湧出量:毎分109リットル
- PH :7.6
- 蒸発残留物:0.280g/kg
- 形態 :道の駅併設の宿泊可能な温泉施設 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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