1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 北見温泉・ポンユ三光荘

北海道

きたみおんせん・ぽんゆさんこうそう

北見温泉・ポンユ三光荘

あつめ、ぬるめの2種類の源泉をお好みで
北見市留辺蕊の郊外、無加川を渡った国道沿いにある一軒宿がポンユ三光荘です。国道沿いでありながらも木々で囲われるように建っているので、一見すると見落としそうなところにありました。ひっそりとした雰囲気の宿ですが、日帰り入浴も受け付けてくれているので、絶え間なく入浴客が訪れているような印象です。玄関を入るとすぐに受付があります。ロビーに入るのに下足のままでいいのか迷うところですが、見渡したところスリッパもないようなのでそのままあがりました。受付を済ませたあと、そのまま奥の大浴場へと向かいます。廊下を曲がった先に浴場がありますが、その手前に下足箱があり、脱衣所へは裸足で向かうようです。手前が男湯で奥が女湯となっています。館内はちょっと古びてきているかなぁと感じる部分はありながらも、清掃は行き届いているので汚らしいわけではまったくありません。脱衣所はいたってシンプルで、中央にパイプの棚とカゴが並んでいます。コインロッカーも少しだけありますが、こちらは有料です。浴室もタイル張りでとてもシンプルな感じですが、湯舟が大小2つに区切られていて、奥の大きい湯舟が42度、手前の小さい方が38度に設定されているようです。しかもただ単に温度が違うのではなく、どちらも源泉賭け流し、加水、加温、濾過なしで直接源泉から注がれていると書かれています。つまりは、ふたつの温度の違いは源泉の違いなのだそうです。2種類の温泉を同時に楽しめるわけですね。手前の小さな湯舟の方には打たせ湯もありました。洗い場はズラッと壁際に並んでいて、ボディソープとリンスインシャンプーが備え付けられています。カランは押しボタン式だったのですが、シャワーもカランも押してもすぐに止まってしまい、押しながら利用しないと出ないような感じでした。カランはよくても、シャワーがそれだと不便ですよね。サッと体を流したところで湯舟に浸かります。最初42度の方に入ったのですが、なんだかそれよりもぬるいような気がします。ぬるいなぁと思いつつ浸かっていると、急にムズムズと体の中から熱くなってくるような感じがしてきました。温泉の効果ですかね。湯は無色透明でとても綺麗な感じです。プンッと鼻先をくすぐるような軽い匂いがありました。たまごスープのような硫黄泉のにおいです。そんなにきつい感じではなく、ほのかに香る程度の匂いでした。また、肌もツルツルとする滑らかな感触もあり、なるほど人気があるのも頷ける温泉です。ぬるい方はさらにぬるく、いつまでも浸かっていられるぐらい、うとうととしてしまうくらいの温度です。温泉の効果があるので、あまり長く入っていると湯当りをしてしまうので、注意しましょう。素朴ながらも味わい深い温泉でした。
掲載: 2014/10/22
Data
  1. 所在地:北海道北見市留辺蘂町泉
  2. 源泉名:北見温泉(ポンユ1号井、ポンユ4号井)
  3. 入浴 :2013年8月
  4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
  5. 泉温 :(1号井)36.8度、(4号井)40.6度
  6. PH :(1号井)9.5、(4号井)9.5
  7. 蒸発残留物:(1号井)0.312g/kg、(4号井)0.315g/kg
  8. 形態 :温泉旅館 男女別
  9. 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
  10. 露天風呂:なし
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆
  14. 人気度:☆☆☆☆
  15. 景色 :☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆