長野県
あづみのみさとおんせん・ふぁいんびゅーむろやま
安曇野みさと温泉・ファインビュー室山
昼も夜も眺望自慢の公共の宿
安曇野市の郊外、標高800メートルの高台にあるファインビュー室山は、モダンなスタイルの宿泊施設です。真冬の大雪の降り積もる中、ここは日帰り入浴も積極的に行っているということで立ち寄りで訪れてみました。市街地からは少し離れて果樹園の中をひた走ります。やがて近づいてくると看板が見えてくるので、それを頼りに行くと辿り着けました。大雪の中だったので、上り坂がとても心配だったのですが、ちょうど除雪作業中で難なく辿り着くことができました。辿り着いてみると、駐車場が第一、第二、第三と、いくつかあってその先に大きな建物が見えてきました。近代的で立体感ある存在感が、リゾートホテルという感じのゴージャスな印象を与えていました。日帰り入浴なんかやっているのかな?と一瞬疑いたくなるほど、敷居の高そうな大人のムードのホテルです。ところが館内に入るとすぐ右手側に入浴券の自動券売機があり、その裏の階段を下りて行くと浴場の受付があります。料金も安いので、気軽に立ち寄れて嬉しいですね。今回は大雪ということもあり、入浴客はとても少ないようです。脱衣場はゆったりとしていてコイン不要のスチールロッカーが並びます。浴場に入ると奥行きのある内湯で、左側に洗い場、右側に大きな湯舟がありました。また、手前側には小さな水風呂とサウナもあります。湯舟はすごくゆったりとしていて、手前側にはジャグジー風呂もありました。無色透明の湯で、見た目には優雅な雰囲気のお風呂って感じですが、実際に入ってみるとしっかりと温泉しているのがすぐにわかります。それというのも、肌がヌルッとするような滑らかな浴感があるのです。消毒臭もあるし、循環されているような雰囲気ですが、しっかりと温泉はその存在感をアピールしていました。そして湯舟は大きなガラス窓の脇にあるのですが、窓からは森が眺められ、内湯とは思えないような開放感のある浴室です。夜間だったのですが、雪が降り続いていて、白い小さな粒がフワリフワリと幻想的な雪見風呂を楽しむことができました。内湯の外側には露天風呂もありました。露天は内湯よりも少し低い位置にあるので、内湯からの景色を邪魔しません。こちらは岩風呂になっていて、静かでとても和やかな感じの湯舟でした。森林を眺めながらボーッと湯舟に浸かるのもいいですね。雪がけっこう激しく降っていたので、頭の上が真っ白になってしまいましたが、なかなか風情のある湯でした。浴後は休憩室もあるし、レストランもあるので、本当にまったりと過ごすことができます。帰りに雪が心配だったのでゆっくりせずにクルマに戻りましたが、それでもやはり雪に埋もれてしまっていて、掘り出すのにずいぶんと時間がかかってしまいました。でも、温泉であたたまっているせいか、そんなに寒く感じなかったのはさすが温泉の効果ですね。雰囲気もいいので、ここはおススメの温泉です。また機会があれば立ち寄りたい、いや、今度は宿泊してみたいと思わせるほど気に入ってしまいました。
掲載: 2015/12/17
Data
- 所在地:長野県安曇野市三郷小倉
- 入浴 :2014年2月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- 泉温 :源泉38.6度
- 湧出量:毎分166リットル
- PH :8.5
- 蒸発残留物:479mg/kg
- 形態 :公共の宿 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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