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長野県

ゆうすげおんせん・ゆうすげおんせんりょかん

ゆうすげ温泉・ゆうすげ温泉旅館

テニスコートと和食料理が自慢の宿
しなの鉄道線中軽井沢駅の西、国道18号線のパイパス交差点近くに「ゆうすげ温泉」があります。通り沿いには電光看板があり、ここを通る度にずっと気になっていたのですが、今回ようやく訪れることになりました。電光看板の手前から入っていくと、案内にしたがって奧の方へと進みます。国道沿いにすぐにあるのかと思ったら、ほんの少しだけど奥まったところにありました。路地の奥にテニスコートが見えてきてその目の前に小ぢんまりとした民家のような旅館がありました。ずっと日帰り入浴施設なのかと思っていたのですが、どうやら旅館のようです。国道の喧騒は聞こえないわけではないのですがとても静かな環境です。とても地味というかその落ち着いた印象から、本当に立ち寄りで入浴を受け付けてくれるのか不安になるような佇まいです。いや、不安でたまらなくなり、すぐさまネットで情報を掻き集めて調べてしまうほどでした。どうやら入浴は可能だということはわかったのですが、やはり不安はぬぐえません。自分の他に入浴客らしき人影も無く、恐る恐る玄関に近づくと、窓には入泉料改定の貼紙を発見しました。それなりに入浴客はいるということなのでしょう。館内に入ると玄関ロビーでは子どもたちが楽しく遊んでいました。ちょうどお客さんのいない時間帯なので、遊んでいたのですね。すごくアットホームな雰囲気です。そして奥から宿の人が出てきて、快く受付をしてくれました。ようやく安心です。浴場はすぐ正面にありました。脱衣所はそれなりにゆったりとしていて、洗面台と棚にカゴが並んだとてもシンプルなスペースです。浴室は内湯のみなのですが、石タイルの床に細長い湯舟、そして窓が大きくとても明るいので、間取り以上にゆったりとした印象を受けました。結露防止のためなのか、ガラス窓はそれぞれ二重になっていて、それもまた独特の雰囲気を作っているようでした。湯舟はそんなに大きいわけではないのですが、十分な大きさがあり、平たい板状の石を積み重ねた山から、湯がトボトボと流れ注がれていました。無色透明(微妙に黄色っぽい)の湯は極々微妙に透明度が低い感じです。サラサラとした湯でさっぱりとした印象の湯です。湯舟からは湯は溢れることはなく、湯口脇の穴から排水されています。湯舟の底は六角形のタイルで模様が描かれていて、レトロな洋風のイメージがありました。それにしても何でしょう、このう雰囲気は。すごく落ち着いていて、静かで、ほんわかとした雰囲気があります。ずぅ〜っと独占状態で、やはり穴場なのでしょうかね。もったいないくらいの素朴感というのも変ですが、そんな印象を受けました。テニスコートが11面もあるそうで、テニス合宿に利用したりするのもいいかもしれませんね。
掲載: 2016/01/04
Data
  1. 所在地:長野県北佐久郡軽井沢町長倉
  2. 入浴 :2014年4月
  3. 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩冷鉱泉
  4. 泉温 :源泉13.6度
  5. 湧出量:毎分1.1リットル
  6. 形態 :温泉旅館 男女別
  7. 露天風呂:なし
  8. 開放度:☆☆
  9. 清潔度:☆☆☆☆
  10. 気軽度:☆☆
  11. 穴場度:☆☆☆☆
  12. 素朴度:☆☆☆
  13. 景色 :☆☆☆
  14. 総合評価:☆☆☆