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新潟県

みやなかしまおんせん・みおんなかさと

宮中島温泉・ミオンなかさと

琥珀色をした麗しの美人湯
ミオンなかさとは、新潟県十日町市にある大型の温泉施設です。宿泊施設として人気のある宿ですが、日帰り入浴施設としての顔も持ち、多くの利用客で賑わっているようです。春の雪解けで信濃川が荒々しく躍動しているGW前、ドライブがらて立ち寄ってみました。国道117号線とは信濃川の対岸、田園地帯の中にポツンと佇む大きな施設です。周りが田んぼばかりなので、その大きな施設が異様に目立っています。円錐型の大きな屋根もまた特徴的です。駐車場も広くてゆったりとしているのですが、さすがに週末に訪れたこともあり、たくさんのお客さんで賑わっているようでした。館内に入るとフロントで受付、シューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムとなっていました。ロビーもゆったりとしていて快適な雰囲気です。2階は宿泊者専用、浴場は右奥、左奥にはレストランがあるようでした。脱衣所はスチールロッカーがずらっと並んでいます。とても無機質というか、殺伐と並んでいる様が、まるでスポーツジムのような印象を受けました。浴場はゆったりとした内湯があり、まさに温泉施設というオーソドックスなスタイルです。天井が高いので、内湯ながらも開放感があるのがいいですね。また、湯舟もすごく大きいのですが、ここで気になるのがその色と匂いです。琥珀色をしたとても綺麗な湯がなみなみと溢れています。そして芳ばしいようなモール臭もあります。これはテンションが一気にあがります。さっそく掛け湯をして浸かりますが、入った瞬間に「おっ」と声が漏れるくらい、ツルツルとした浴感がまとわりついてきます。これは本当に気持ちいいです。しっかりとしたツルツル感がたまりません。また、毎月26日は「ふろの日」ということで、季節ごとに風情あるイベント湯をしているようです。まさにこの日が26日だったので、湯舟の上には大量に何かが浮いています。そう、それはデンファレの花です。鮮やかな紫色をした洋ランで、これが惜しげもなく大量に湯舟に浮かんでいるのです。その花の香りもミックスされ、すごく贅沢な気分を楽しむことができました。外側には露天風呂もあります。こちらもゆったりと大きめの湯舟があります。最初、すごく広い露天だなぁと思っていたら、柵から外側は池になっているようです。よくよく見てみると池には大きな鯉がたくさん泳いでいます。黒い鯉もいれば、赤い鮮やかな鯉、斑な模様のついた鯉など、悠々と泳ぐ姿を眺めながらの入浴もいいものです。池の先にはちょっと高めの塀もあるのですが、塀越しに周囲の山々も見ることができました。奥行きがあって空が開けているので、すごくのびのびとした長閑な雰囲気があり、温泉の感触を楽しみながらじっくりと長湯することができました。十日町周辺は温泉資源も豊富で、自然も豊か、どこかホッとさせる雰囲気が大好きです。観光の拠点やドライブの休憩に、大いに楽しめる温泉スポットとなることでしょう。
掲載: 2016/06/05
Data
  1. 所在地:新潟県十日町市宮中
  2. 源泉名:宮中島の湯
  3. 入浴 :2014年4月
  4. 泉質 :単純温泉
  5. 泉温 :源泉48.9度
  6. 湧出量:毎分150リットル
  7. PH :8.4
  8. 形態 :温泉宿 男女別
  9. 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など
  10. 露天風呂:あり
  11. 開放度:☆☆☆
  12. 清潔度:☆☆☆☆
  13. 気軽度:☆☆☆☆
  14. 人気度:☆☆☆☆
  15. 景色 :☆☆☆
  16. 総合評価:☆☆☆☆