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岐阜県

ひらゆおんせん・ひらゆみんぞくかんあしゆ

平湯温泉・平湯民俗館足湯

大きな樽の足湯で気分をリフレッシュ
高山市にある平湯温泉は、安房トンネルの岐阜県側入口近くにある奥飛騨温泉郷の玄関口にあたる温泉地です。奥飛騨観光やトンネルを越えての上高地観光など、観光の拠点として人気の温泉地です。温泉としての歴史も古いようで、戦国時代には発見され利用されていたようです。温泉街の一角には平湯民俗館という郷土資料館のようなものがあります。茅葺屋根の古風な民家を改造した資料館で、入母屋風のがっちりとした風貌がかっこいです。内部には囲炉裏や農機具、民具などが展示され、かつての飛騨の暮らしを紹介しています。その敷地の入口に誰でも気軽に利用できる足湯があります。たまたま前を通りかかったときに、ライトアップされていたので気がつきました。夜も遅い時刻だったので、入浴できる施設はないと諦めていたところでしたが、足だけでも温泉に浸かれると、ドライブの疲れも癒されるというものです。なかなか洒落た雰囲気の足湯で、一見すると足湯には見えません。それというのも大きな樽が足湯として使われているのです。そのまま全身浴でもしたくなるような雰囲気です。もちろんできませんし、目の前が駐車場なので、そんなことしたら公然猥褻になってしまいます。夜間だったこともあり、スポットライトに照らされて、湯けむりがモクモクとあがっていて、とても幻想的な雰囲気もありました。さっそくタオルを持って近づいていくと、湯けむりの熱気がけっこうすごいです。もしやと思って湯を触ってみると、これがまたけっこう熱いです。熱いといっても浸かれないほどでもないですが、湯の出るパイプはうっかりすると火傷してしまいそうなほどです。寒いという時期ではなかったもの、さすがに夜間はちょっと冷えます。でも足先だけで全身から汗が出るほど、よく温まります。湯は鮮やかなオレンジ色に見えますが、薄く濁っている程度で多少の透明感はありました。時折ボコッボコッと音を立てながらパイプから熱い湯が注がれているようです。源泉の臭いでしょう、鉄の錆びたような臭いも漂っています。静かな夜にその泡音と湯の流れる音だけが響いて、とても癒されます。スポットライトでライトアップされているのもまた、ムードを盛り上げてくれています。さっぱりとした熱さがたまらなく気持ちよく、すっかり癒されました。夜間でも利用できるのはとても嬉しいですね。無人で誰もが利用できるので、みんなが気持ちよく利用するためにも、くれぐれもマナーを守って利用しましょう。
掲載: 2016/07/29
Data
  1. 所在地:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
  2. 入浴 :2014年6月
  3. 形態 :足湯 男女混浴
  4. 脱衣所:なし
  5. 開放度:☆☆☆
  6. 清潔度:☆☆☆
  7. 気軽度:☆☆☆☆☆
  8. 異色度:☆☆☆
  9. 景色 :☆☆☆
  10. 総合評価:☆☆☆