長崎県
ひらどおんせん・こくさいかんこうほてるきしょうてい
平戸温泉・国際観光ホテル旗松亭
湯めぐりで楽しむ、平戸を一望する絶景温泉
九州の北西部、長崎県平戸市は平戸藩松浦氏の城下町として栄えた歴史の街として観光客に人気のスポットです。今でも街のあちらこちらに中世から近世にかけて築かれた建造物などが残っていて、観光客を楽しませてくれています。その街の中でも一際目立つ大きなホテルが国際観光ホテル旗松亭です。港のすぐ北側の高台にあり、対岸に平戸城を臨む景色のいい場所にあります。建物は3つの棟にわかれていて、中央の本館、山側の和荘、海側の浪漫亭とありますが、山の斜面に建っているので、それぞれ玄関の位置が違っているのがユニークです。山側の和荘は高い建物で、その9階が男湯、10階が女湯の展望大浴場になっています。本館からは4階で繋がっていて、渡った先の和荘でエレベータに乗ります。ちなみに和荘のエレベータに向かう途中に足湯がありました。足湯は室内にあることもあり、ちょっと開放感に乏しいのが残念です。エレベータを降りるとその先に脱衣場がありました。大きなホテルだけあって脱衣場もゆったりとしています。タオルは入口脇に山積みされているので、部屋からはバスタオルを持っていくだけでOKです。さっそく浴場に入ると、横に長く広い浴室の中央に大きな湯舟があり、そして左右正面を取り囲むようにガラス張りの壁があります。高台に建つホテルのしかも高層階とあって、見晴らしは抜群です。遠くから見たときに、建物の出っ張り部分が気になっていたのですが、浴場だったのですね。とにかく見晴らし重視のすごい絶景です。目の前には平戸の街と港、正面には平戸城、とにかく贅沢なまさに展望風呂なのです。夜になると夜景やライトアップされた城や橋なども見られ、とにかく最高のロケーションでした。続いて浪漫亭にある展望露天風呂に向かいます。こちらは本館の2階から渡り廊下を経て浪漫亭に行き、そこの5階にあります。こちらは同じ展望でも露天風呂です。脱衣所を抜けて外に出るとそこには大きな木造の露天風呂があります。内湯はありません。背後を見上げると先ほどの展望風呂が上の方にあります。それよりはずいぶんと低い位置にあるのですが、それでも山の中腹、しかも5階からなので眺望はばっちりです。いや、先ほどは高すぎるかもしれません、こちらからの景色の方が個人的には好きです。しかも露天なわけですから、風を浴びながらのすごい開放感があります。さらに付け加えると、お湯がこちらの方がいいんです。先ほどの浴場は浴感もやや薄く、消毒臭もけっこう気になったのですが、こちらは肌が滑りが格別で、絹をまとったみたいにツルツルと滑らかなのです。うっとりするほどの浴感に気分も高揚してきます。ちなみに露天風呂の他にもサウナと水風呂もここにはありました。やや小ぢんまりとはしていますが、とにかくこちらの方が気持ちよく、すごく気に入りました。今回は宿泊での利用だったので、何度も足を運び、じっくりと満喫してきました。また遊びに来たときもこの温泉に入りたいなと思わせる、いい湯でした。
掲載: 2017/07/17
Data
- 所在地:長崎県平戸市大久保町
- 入浴 :2016年8月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩泉(低張性-弱アルカリ性-温泉)
- 泉温 :源泉35.0度
- 形態 :観光ホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
温泉レポートを検索