青森県
おおわにおんせん・わにかむ
大鰐温泉・鰐come
大鰐温泉をおいしく、手軽に、楽しく過ごす
大鰐温泉は、青森県の西側南部、秋田県との県境に近い温泉地です。スキー場も近く、四季を通じて人気のある温泉地で、また、建久年間(1190〜1198)に開湯されたという歴史のある老舗の温泉地です。多くの旅館が立ち並び、とても活気付いた印象の温泉街で、いくつもの公衆浴場もあり、温泉めぐりも楽しいところです。大鰐温泉駅のすぐ西側に地域交流センターには「鰐come」という大型の施設があります。レストランや温泉施設の他、多目的ホールなどもある複合施設となっています。以前来たときにはこんな施設は無かったような気がしていましたが、新しく出来たようです。久々に大鰐温泉にやってきたので、とりあえず新しい温泉を味わってみることにしました。施設はゆったりとした敷地内にゆったりとした建物があります。レストランの先に温泉浴場の受付がありました。入浴券を購入し館内を奥へと進むと、脱衣所の入口と奥には休憩エリアがありました。ちなみに家族風呂もあるようです。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並びます。今どきの日帰り温泉施設らしいゆったりとした清潔的な脱衣所です。浴室もそれなりにゆったりとしています。浴室の入口側に洗い場のエリアがあり、反対側には大きな湯舟があります。湯舟は手前の角にひとつ、窓ガラス側に3つあります。窓ガラス側のは一番奥のが熱めの湯で42度くらい、手前のがぬるめの湯で39度くらい、そしてぬるめの湯の角にあるのが水風呂で15度くらいのものでした。湯舟はぬるめの湯は一番大きくて、バブルバスも付いたものでした。湯は無色透明で、特に癖のない、大人しい印象の湯です。微妙にツルッとするようなしないような、かなり控えめな湯です。また、それなりに消毒臭もします。まぁ、こういった施設なのでそれは仕方がありませんね。浴室の奥にはサウナがあり、その先には露天風呂への出入口がありました。露天は風情ある岩風呂で、こちらもけっこう大きなものです。露天の奥には押しボタン式の打たせ湯もありました。しかしこの打たせ湯、ボタンを押してから湯が出てくるまでの時間がけっこうあります。最初は「あれっ、反応いていないのか?」と不安になる頃にトバーッと湯が出てきます。湯はけっこう高めの位置から落ちているので、なかなかいいパンチです。しっかりと「打たせ湯」をした感があります。ちなみに今回利用した浴室は「うぐいす」という名前の浴室です。女湯は「つつじ」という浴室で、こちらはアルパインサウナという低温サウナがあるそうです。定期的に男女が入れ替わるシステムとなっているそうです。名湯を気軽に楽しめる施設ということで、観光客にもありがたい施設。是非立ち寄ってみてはいかがでしょう。
掲載: 2018/11/10
Data
- 所在地:青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺
- 入浴 :2017年8月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
- 泉温 :源泉72.2度
- PH :7.5
- 蒸発残留物:2.692g/kg
- 形態 :地域交流センター 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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