山口県

ゆだおんせん・ほてるきらく

湯田温泉・ホテル喜良久

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 

湯田温泉は山口県の山口市にある大きな温泉街です。県庁所在地の中心地に温泉街があるという好条件の観光スポットで、萩や津和野、秋吉台などへの観光拠点としても便利なところです。温泉の歴史も古く、およそ600年もの前から親しまれているとのことです。さらに古くい文献にも温泉の存在が記されているようですから、そうとう昔から温泉が湧いていたのでしょう。ここには白狐による温泉発見の伝説があり、町には白狐をイメージした施設がたくさんあります。駅前には巨大な白狐のオブジェがあるなど、様々な狐のキャラクターが観光客ももてなしてくれています。ホテル喜良久は、温泉街の中心地にある大型のビジネスホテルです。和室、洋室、シングル、ダブルと、様々な形態の客室があり、ビジネスからファミリーまで幅広い客層に便利なホテルのようです。今回は春の陽気を楽しもうと遠征してきました。この時季は「湯田温泉白狐祭り」という大きなイベントもあるので、ついでにそちらの方も楽しんできました。さて、宿に辿り着くと本当に大きな宿です。入口や館内はとてもシンプルで、ビジネスホテルらしさはありますが、とても気軽に利用できそうなカジュアルな雰囲気がありました。チェックインをしてやはり最初に向かうのは大浴場です。名湯が味わえる天然温泉の浴場です。浴場は１階の廊下の奥、浴舎は別棟になっているようです。脱衣所はビジネスホテルにしてはけっこう広めです。大きめの木の棚にオーソドックスな洗面台。シンプルで余計なものもありませんが、決して寂しい感じでもなく、いたって普通といったところでしょうか。壁には温泉についての説明があり、7ヶ所ある源泉を集中管理して、各旅館に配分していると書かれています。また、この地方としては珍しい高温の温泉が自慢とのことです。浴室もまた一般的なビジネスホテルにしては大きいです。湯舟はひとつしかなく、内湯のみで露天もありませんが、ゆったりとした大きい湯舟なのが好印象です。また、奥側が大きなガラス窓になっているので明るく開放的な雰囲気もありました。街中にあるので目の前には小さな庭が言い訳程度にあって、すぐに壁となっていますが、とにかく明るい印象です。浴室はタイル張りに御影石の壁と湯舟。シンプルながらも清潔的で落ち着いた印象です。湯舟の湯はほとんど無色透明ですが、ごく僅かに薄緑というか黄緑色というか、薄い色が付いているようにも見えます。湯は角の湯口から注がれますが、湯が少なくなると注がれるのか、不定期にドボドボとお湯が注がれはじめ、しばらくすると止まります。お湯はさすがは名湯と呼ばれるだけあって、柔らかな感触がたまりません。肌がツルツルとして、それでいて軽すぎず重すぎず、しっとりとした印象があります。温度も熱すぎない程度でじっくりと楽しんできました。ビジネスホテルでゆっくりと温泉を満喫できるのは、とてもリラックスができていいものです。とてもリーズナブルな料金で宿泊できるので、利用価値の高いホテルだと感じました。

掲載: 2018/12/15

Data

1. 所在地:山口県山口市湯田温泉
2. 源泉名:ミックス泉
3. 入浴　:２０１８年４月
4. 泉質 :アルカリ性単純温泉
5. 泉温　:源泉63.1度
6. ＰＨ　:９．２
7. 蒸発残留物:0.611g/kg
8. ラドン含有量:4.9×10^-10Ci/kg
9. 形態　:ビジネスホテル　男女別
10. 効能　:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
11. 露天風呂:なし
12. 開放度:☆☆☆
13. 清潔度:☆☆☆
14. 気軽度:☆☆
15. 景色　:☆☆
16. 総合評価:☆☆☆