岐阜県

うつえしじゅうはちたきおんせん・しぶきのゆ　ゆうゆかん

宇津江四十八滝温泉・しぶきの湯　遊湯館

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岐阜県高山市、宇津江川の上流に「21世紀に残したい日本の自然100選」に選ばれている「宇津江四十八滝」があります。四十八滝という名前ですが、実際には13の滝があり、一番奥の滝まで880メートル、約1時間の滝見ハイキングを楽しめます。その滝のすぐ近くに宇津江四十八滝温泉があります。国道を離れ山を登り、周囲は山だらけの場所ですが、とても大きな温泉施設です。駐車場がとても広いのでその人気の高さがうかがえます。さっそく辿り着くと、その広い駐車場はいっぱいです。休日ということもあってか、たくさんの家族連れで賑わっていました。館内に入ると受付のフロントがあり、そこでシューズロッカーの鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取るシステムとなっていました。玄関の左側はレストラン、右奥にちょっとした休憩間があり、その突き当たりに浴場入口がありました。レストランはメニューも豊富で、こちらも人気がありそうです。脱衣場はスチールロッカーで、狭くもないけど混雑しているとごちゃごちゃした雰囲気になります。洗面台は広くて数もあるので、わりと余裕ある感じでした。浴室は広く、また様々な種類の浴槽が並んでいました。洗い場の脇の掛かり湯を過ぎると、中央に水風呂、そしてバブルバスがあります。手前側には塩サウナと高温サウナがあり、浴室の奥側には大きな主浴槽がありました。主浴槽にはバブルとジェットもついています。浴室はタイル張りのオーソドックスな雰囲気ですが、湯舟がたくさんあるのでクア施設のような印象がありました。それにしてもこんな山奥というか、静かな場所にこれだけの本格的な入浴施設があるのは驚きです。そんなに利用者がいるのかと最初地図を見たときには思っていたのですが、人気も人気で、とにかくたくさんの人で賑わっていました。なるほど、料金的にも悪くなく、バラエティ豊な設備で天然温泉を満喫できるので、人気があるのでしょう。平日とかならずいぶんと過ごしやすいのではないでしょうか。湯舟には天然温泉と書かれていますが、あまり浴感の少ない大人しい印象の湯です。あえて特徴があるとすれば、軽く肌がツルッとする程度でしょうか。湯は大量に注がれていますが、循環されているようで、湯の新鮮さはあまり感じませんでした。露天風呂もけっこう広めです。まずは桧の樽風呂があり、その奥に横に細長い岩風呂がありました。樽風呂は屋根がついているので雨や直射日光を防ぐことができます。この時も雨が降ったり止んだりを繰り返していたので、とても凌ぎやすかったです。また、湯舟の縁を見てみると、意外と浸食されて凸凹になっています。弱アルカリ性ということですが、それなりに影響は出ているようですね。岩風呂は手前の部分は浅く半身浴というか、子ども向けのような感じになっていました。せっかくの山の中ですが、あまり眺望が良くないのが残念です。もともと谷間にあるので見えるのは山ぐらいですが、もう少しその谷間の景色でもダイナミックに見られれば、開放感が増すのになぁと感じました。

掲載: 2019/01/16

Data

1. 所在地:岐阜県高山市国府町宇津江
2. 入浴　:２０１８年５月
3. 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性低温泉)
4. 泉温　:源泉28.0度
5. 湧出量:毎分248リットル
6. ＰＨ　:８．３
7. 蒸発残留物:322mg/kg
8. 形態　:日帰り温泉施設　男女別
9. 効能　:神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、打ち身など
10. 露天風呂:あり
11. 開放度:☆☆☆
12. 清潔度:☆☆☆
13. 気軽度:☆☆☆☆☆
14. 人気度:☆☆☆☆
15. 景色　:☆☆☆
16. 総合評価:☆☆☆