新潟県
えちごゆざわおんせん・こまこのてゆ
越後湯沢温泉・駒子の手湯
蕎麦打ちを見学しながら手湯を楽しむ
スキーのメッカで知られる越後湯沢は、冬のシーズンは大変混雑する印象のあるところですが、四季を通じて過ごしやすく温泉施設もたくさんある人気の観光地です。温泉としての歴史も古く、平安末期には温泉が発見されていたとのこと。また江戸時代になると街道の宿場町として栄えたそうです。また川端康成の小説「雪国」の舞台としても有名です。街も大きく活気ある印象で、温泉街には温泉旅館をはじめ、いくつかの共同浴場や足湯などもあり、観光客を楽しませてくれています。越後湯沢駅の少し北、湯沢高原スキー場のロープウェイ乗り場の手前に「そば処しんばし」というお蕎麦屋さんがあります。老舗の本格的な手打ち蕎麦屋ですが、とても和モダンの洒落た雰囲気があります。その蕎麦屋の軒先にちょっとした手湯があります。温泉街らしい粋な演出で、気軽に利用することができます。大きな石をくり貫いてつくられた湯舟で、竹の筒先からチョロチョロと熱い湯が注がれています。高い位置にあるので、立ったま手を入れることができ、さっと気軽に楽しむことができます。無色透明のサラッとした感触で、とても滑らかな湯だということは、手先だけでもしっかりと感じることができました。ただ流れているだけの湯ではなく、しっかりと溜まっているので、どっぷりと手をつっこんで存分に楽しむこともできました。蕎麦屋の壁には木の板で「駒子の手湯」とかかれています。駒子は小説「雪国」に出てくる芸者役のヒロインの名前ですね。和モダンな外観ととてもマッチした感じがあり、とてもセンスがいいなと思いました。ちなみに、手湯の目の前は大きなガラス窓になっていて、蕎麦打ちの実演を見ることが出来ます。蕎麦打ちを見ながら手湯をするというのも乙な気分になれますね。今回は食事はしませんでしたが、けっこう人気の店のようなので、次回は是非食事をしてから手湯を楽しみたいと思いました。
掲載: 2019/03/31
Data
- 所在地:新潟県南魚沼郡湯沢町湯沢
- 入浴 :2018年5月
- 形態 :手湯 混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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