香川県
たまきのゆ・たからだのさと たまきのゆ
環の湯・たからだの里 環の湯
緑を感じながらのんびり過ごす露天風呂
香川県の西寄り、国道32号線を琴平町から徳島県に向かっていくと、山に入っていく手前ぐらいに道の駅「たからだの里さいた」が見えてきます。けっこう大きな施設で、手前にある物産館も巨大でちょっとした業務市場並み。夏休みの最盛期とあって物凄い盛況振りでした。その脇を通り抜けて小高い丘を登っていくと、その途中に宿泊施設の「湯の谷荘」があり、さらに上へと上がると温泉施設の「環の湯」がありました。駐車場の前には城壁のような堅牢な壁があり、そこに入口があります。そこを入るとすぐに受付があり、正面には開けた中庭が見えました。受付後、浴室に向かうにはこの中庭を回りこむように外周の通路をまわるようです。すると下に降りる階下がありました。そこを下りて行くと遺跡のような石垣の脇を通った奥に浴場入口がありました。コンクリート打ちっぱなしの無垢な壁で、とてもクールな雰囲気がまるで美術館のような印象を受けました。そういえば、壁には絵がパネルに飾られていて、本当に美術館のようです。脱衣所はけっこう広く、ゆったりとしています。ずいぶんと奥行きがあるなぁと思ったら、その奥には露天風呂がありました。まずは内湯から入ってみます。内壁側に洗い場があり、外側は大きなガラス窓とゆったりとした湯舟があります。窓が大きいのでとても明るいです。湯舟は手前側に小さなもの、そして奥側に細長く大きなものの２つありました。手前側の湯は少しくすんだ色をしていて、濁りを感じます。奥の大きい方は無色透明でクリアな色をしていました。さっそく浸かってみると、手前側の湯はすごくあっさりとした、さっぱり系の湯です。そして奥の湯は入った瞬間につるつるんと滑らかさが肌を覆う、すごく滑らかな感触の湯です。これは本当に凄くて、スキンローションの湯に浸かっているような、それほどインパクトの強い湯でした。そんなうっとりとするような湯に、外の景色もなかなかのものです。山の緑がとても綺麗で、すごく清々しい気分になれました。そういえば、先ほどの露天風呂はどうやっていくのでしょうか、内湯からは外に出る扉が見当たりません。どうやら脱衣所から直接出るようです。さっそく行ってみると、こちらの湯は先ほどの２つとは違い、ちょっと黄色いです。湯舟の中には布袋が浮かんでいて、どうやら薬草風呂になっているようです。さっそく浸かってみると、薬草のキリッとした香りが漂い、すごく爽やかです。そして目の前には山の緑と穏やかな池が見え、本当に優雅な気持ちでゆっくりと過ごすことができます。まさに至福のときってやつです。すごくのんびりと、そしてリラックスしながら湯を楽しむことができました。内湯と露天が繋がっているともっといいと思いますが、その面倒な部分を含めても、十分におススメできる湯でした。
掲載: 2019/07/12
Data
- 所在地:香川県三豊市財田町財田上
- 源泉名:たからだの里 環の湯 ３号泉
- 入浴 :２０１８年８月
- 泉質 :温泉法の温泉に該当する
- 泉温 :源泉19.5度
- 湧出量:毎分87リットル
- ＰＨ :９．０
- 蒸発残留物:0.570g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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