山形県
ざおうおんせん・ゆのはなぢゃや しんざえもんのゆ「あしゆ」
蔵王温泉・湯の花茶屋 新左衛門の湯「足湯」
土産物屋に併設されたゆったり開放的な足湯
蔵王温泉は山形県山形市、蔵王連邦の西麓にある老舗の温泉地です。温泉地の歴史はとても古く、日本武尊が東征の際に従軍した吉備多賀由が発見したとの伝承があるそうです。西暦110年頃の開湯というので、1900年以上の歴史があるということになりますね。また、歴史が古いだけでなく、人気のある温泉地で、特に冬場はスキーのメッカとして多くのスキーヤーで賑わう活気ある温泉地です。温泉街にはいくつかの足湯スポットがあります。その中でも樹氷通り、蔵王中央ロープウェイの近くにある日帰り温泉施設「新左衛門の湯」の駐車場脇にある足湯は、気軽に浸かることのできる足湯スポットのひとつです。足湯の隣には土産物屋があり、タオルも売っているので手ぶらでいっても楽しめることができます。足湯はけっこう大きくて、ウッドデッキ状に座面の広がるスペースに源泉掛け流しの湯舟があります。一見すると青白い色をした湯ですが、実際にはほとんど無色透明です。淡いレモン色をした湯の華がうっすらと付着していて、硫黄泉特有の硫化水素の臭いがプンプンと漂います。中央付近にある湯の注ぎ口周辺はとても熱く、少し離れるとぬる目です。わりと浅めの湯で、最初は湯が溜まりきってなくて少ないのかと思いましたが、排水口の高さがその高さだったので、もともと浅めに設計されているようです。駐車場の脇にあるのでクルマの往来が間近で、それなりに喧騒がありますが、とてもゆったりとしているのでのんびりと足湯を楽しむことができます。また、通りの反対側は崖というか、斜面になっているので、とても開放的なのもいいですね。蔵王温泉の湯は硫黄泉ながらもとてもマイルドな肌触りが特徴の湯で、ここの湯も入るとフワッと包み込むような柔らかな浴感が楽しめます。肌がツルンと滑らかになり、それでいてしっとりとした感じがあるので、足湯だけでは物足りなくなってしまうかもしれません。そうなったら温泉施設の方でじっくりと全身浴を楽しみましょう。
掲載: 2019/09/17
Data
- 所在地:山形県山形市蔵王温泉
- 源泉名:蛇荒川折口源泉
- 入浴 :2019年3月
- 泉質 :酸性・含硫黄-マグネシウム-硫酸塩・塩化物温泉
- 泉温 :源泉51.9度
- PH :2.1
- 蒸発残留物:1990mg/kg
- 形態 :足湯施設 男女混浴
- 効能 :アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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