岐阜県
ひだかなやまぬくもりのさとおんせん・みちのおんせんえきかれん
飛騨金山ぬくもりの里温泉・道の温泉駅かれん
泊まれる道の駅で、快適に温泉三昧
岐阜県下呂市金山町、国道256号線沿いにある「道の駅かれん」は、「泊まれる道の駅」を謳っていて、道の駅にホテルが併設されています。いや、ホテルに道の駅が併設されているといった方が正解かもしれません。道の駅には屋台や野菜の直売所、レストランもあり、とても活気付いた印象がありました。そしてこの道の駅には、天然温泉もあります。ホテルの中に温泉浴場があるのですが、一般の方も利用できます。しかも早朝営業もしているということで、朝風呂を目的にやってきました。駐車場にクルマを停め、正面にあるモダンな四角い建物に入ると、そこはホテルのフロントのようでした。そのフロントで入浴の受付をすると、ロビーをまわりこんだ先に階段があり、地下に降りていくと小さな休憩間とその両脇に浴場の入口がありました。脱衣所はゆったりと広く、コインロッカーが並びます。コインロッカーは10円玉を利用するタイプと、コイン不要タイプがありました。10円玉は利用後に戻るのでどちらも無料で利用できるということですね。浴室に入ると、左手に洗い場、右側に湯舟がありました。洗い場は泡タイプのボディソープとリンスインシャンプーが用意されていました。湯舟はひとつだけですが、大きくてゆったりとしています。ガラス窓側に３列の枕があり、傾斜に併せて横になることができるようです。湯は無色透明のクリアなものです。浴室が黒色を基調としたシックなつくりなので、この透明な湯もとても映えます。角の湯口はステンレスの円柱からトロトロと注がれていますが、クルマのマフラーのような形状なのがユニークです。特に気になるような匂いもなく、浴感もほんの少しツルンと滑らかさがあるぐらいで、とても控えめな印象の湯でした。ガラス窓の外には露天風呂があるようです。外へと出てみると右端に湯舟、正面にはイスとテーブル、左側は開放的なスペースとなっています。正面は馬瀬川が流れているのが見え、とても爽やかな景色を楽しめます。それなりの川幅がありながらも、浅瀬でサラサラと流れています。綺麗な清流という感じですが、流れは速いようなので子どもの川遊びには向かないかもしれません。露天風呂の湯舟は内湯よりもやや小さめですが、同じように黒を基調とした石造りの湯舟で、周囲の壁もコンクリートの打ちっぱなしなので、とてもモダンでスタイリッシュな印象がありました。洋風というよりは現代風で、やはりホテルの浴場といった印象です。早朝だったこともありますが、利用客は宿泊客ばかりでした。ゴールデンウイークの最中だったこともありますが、駐車場がいっぱいになるほど人気の宿のようです。確かに雰囲気もよく、洗練された快適さがありました。観光の拠点としても便利なところにあるので、どうせなら宿泊でのんびりと過ごしたくなる温泉でした。
掲載: 2019/09/29
Data
- 所在地:岐阜県下呂市金山町金山
- 源泉名:飛騨金山温泉
- 入浴 :２０１９年４月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性-アルカリ性-低温泉)
- 泉温 :源泉28.8度
- 成分総計:253.4mg/kg
- 形態 :道の駅併設の温泉宿 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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