岡山県
ゆばらおんせん・ゆもとあしゆ(てゆあしゆ)(つづみのゆ)
湯原温泉・湯本足湯(手湯足湯)(つづみの湯)
はんざきも見守る手湯・足湯
温泉番付では西の横綱として有名な岡山県の湯原温泉は、美作三湯のひとつとして、とても賑わう名湯のひとつです。いくつもの温泉旅館が建ち並ぶ、大きな温泉街を形成していますが、温泉街の一番奥、ダム下の大きな露天風呂「砂湯」が名物になっています。多くの方が砂湯を訪れていますが、温泉街には無料で利用できる足湯施設もあります。ダムから流れる旭川沿い、支流の田羽根川とぶつかる合流地点脇に「つづみ橋」というのがあり、その脇に「湯本足湯」という足湯施設があるのです。屋根もついた立派なもので、横に細長い湯舟、そしてそれを取り巻くように木の板のベンチがあります。湯舟の中にはど真ん中からテーブルのように突き出たものがあります。これは手湯のようです。足湯に浸かりながら手湯も楽しめる施設のようです。それなりに大きいので余裕で10名以上同時に利用することができる大きさです。湯舟の底は様々な形のタイルが敷き詰められ、とてもモダンで洒落た雰囲気もあります。中央の手湯のところには瓢箪を抱えた怪しげな動物(キャラ)の石像があります。ウナギのような、オタマジャクシのような、それともイタチなどの動物なのか、ちょっと卑猥な感じもありますが、かわいらしい顔をしたキャラクターです。これは恐らくハンザキでしょう。ハンザキとはオオサンショウウオのこの地での呼び名だそうで、湯原温泉のキャラクターのようです。あのちょっとグロテスクな見た目も、キャラクターになると何ともかわいらしい姿に変身していますね。湯は無色透明の柔らかな感触です。湯原の湯はとてもマイルドで、刺激が少なく、それでいて肌に染み込むような柔らかさがあるので、その湯がこの足湯でも楽しめます。手を撫でるとツルッとした浴感が感じられ、その柔らかさを実感できます。ただ、このときは夏場だったこともあってか、とても熱いです。熱すぎて入れないというほどではありませんが、ただでさえ猛暑で暑いのに、熱い足湯に浸かるとすぐに全身汗だくになります。夏場以外なら気持ちよく浸かれるかもしれません。手湯もちょうどいい高さにあり、温泉街の散策ついでに気軽に楽しむことができました。川の景色を眺めながら、気軽に足湯・手湯を楽しみましょう。
掲載: 2020/02/29
Data
- 所在地:岡山県真庭市湯原温泉
- 入浴 :2019年8月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉
- PH :9.3
- 形態 :足湯・手湯 混浴
- 効能 :切り傷、やけど、慢性皮膚病など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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