鳥取県
はまむらおんせん・やさほーぱーくあしゆ
浜村温泉・ヤサホーパーク 足湯
モアイが見守る公園の足湯
浜村温泉は鳥取県鳥取市の西部、海岸近くに湧く素朴な温泉地です。山陽本線を挟んで南側は勝見温泉、北側は浜村温泉と呼ばれていましたが、勝見温泉が廃れてしまったので、両方合わせて浜村温泉と呼ぶようになったとのことです。温泉の歴史は勝見温泉の方が古く、文亀元年(1501)の開湯と伝えられているそうです。浜村温泉はそれよりもずっと新しく明治17年(1884)の開湯とのことです。浜村駅から国道に向かう坂道を登ってすぐ、ヤサホーパークという公園があります。地域の方々の集いの場のような広くて開放的な公園で、遊具で遊ぶ子どもたちで賑わいます。その公園の片隅に足湯があるというので訪れてみました。公園の入口のスロープを上がると駐車場に出ますが、その入口に東屋のついた足湯がありました。長方形の湯舟で、両サイドに木製のベンチ、中央に三本の円柱状の腰掛けが沈んでいます。片側5名ずつ、10名ぐらいは余裕で浸かれるでしょう。湯舟の端にはモアイ像が建っていて、その土台から熱めの湯が注がれていました。浜村とモアイって何か関係があるのでしょうか。特に何も書かれてはいなかったので、関係性はわかりませんでした。注がれる湯はほんの少しで、チョロチョロとしか流れていませんが、夏場の暑い時季だったこともあってか、湯舟の湯の温度も高めというかちょうどいい温度です。無色透明の綺麗な湯で、とっても滑らかであっさりとしています。すごくあっさりとしているので、暑い時季なのにいつまでも入っていられるような快適さがありました。夏場なのに調子こいて長湯をしていたら、すっかり汗だくになってしまいました。こうなるとサッパリするために全身浴がしたくなりますね。足湯のすぐ裏には温泉の自販機もあり、自宅に温泉を汲んで帰ることもできるようです。トイレもあり、飲料の自販機もあり、高台に上ると海も眺められる公園で、とても快適な印象です。湯舟脇には地域の活動についての掲示板などもあり、地域の方々がのんびりと足湯で語らいながらくつろげそうな公園でした。
掲載: 2020/04/15
Data
- 所在地:鳥取県鳥取市気高町浜村
- 入浴 :2019年8月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
- 泉温 :源泉52.8度
- PH :7.9
- 蒸発残留物:1.160g/kg
- ラドン含有量:24.4×10-10Ci/kg
- 形態 :足湯 混浴
- 効能 :動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚炎、虚弱児童など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 野趣度:☆☆
- 異色度:☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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