茨城県
だいごおんせん・みちのえき おくくじだいご
大子温泉・道の駅 奥久慈だいご
ツルンと肌が生き返る名湯
茨城県の北部、国道118号線沿いにある道の駅「奥久慈だいご」にやってきました。ここは道の駅として大子町の観光拠点となっているところですが、それだけではなく温泉施設も備えています。前々から気になってはいたものの、なかなか利用する機会も無く、今回ようやく念願かなっての入湯となりました。道の駅はそれほど大規模のものでもありませんが、レストランや売店など、わりと活気付いたところです。温泉施設は館内の2階にありました。階段、またはエレベータで2階にあがると、受付があります。日帰り温泉施設というよりもそんな大きな施設ではなく、軽く入浴する程度のドライブインの浴場的な雰囲気の場所です。自動券売機で入浴券を購入してその奥へと向かいます。すぐに浴場の入口があり、廊下の先にはちょっとした休憩間がありました。暖簾をくぐると脱衣場ですが、棚にカゴが並んだシンプルなものです。貴重品は休憩間の手前にあるロッカーを利用しましょう。浴場はこちらもまた小ぢんまりとしてシンプルなものです。洗い場にはボディソープとリンスインシャンプーが用意され、隅に湯舟があるだけの非常にシンプルなスタイルです。そんなにキャパが大きな施設ではないので、グループと遭遇するとかなり狭く感じることでしょう。しかし、普段からそんなに混雑することはないようです。サクッと体を流してさっそく湯舟に浸かります。無色透明の湯は一見するとなんの変哲もないような湯に見えますが、浸かると肌がツルツルっと滑らかなに感じる感触のいい湯です。湯はとてもあっさりとしていて、むしろさっぱりしすぎなくらいの印象なのに、肌はスベスベと気持ちがいいくらいの滑らかさがありました。お湯はちょっと温度が高めに感じましたが、冬場のとても寒い時期だったので、体がとてもよく温まり非常に気持ちがいいです。湯舟にはジェットバスもついていて、けっこうパンチも強くていい刺激になります。浴室は狭いのでやや蒸しているというか、熱気がこもっていて湯舟に浸かっていてもすぐにのぼせてきてしまいますが、これがすごく気持ちがいいです。夏場はもう少し温度を下げているのでしょうかね。じっくりと汗がにじみ出るぐらいまで体を温めてから上がることにしました。浴後も体はしばらくポカポカと温かく、そして何よりも肌がツルツルスベスベになってすごく感触が良かったです。入浴しているときよりも浴後にすごく実感するような湯でした。大子町は温泉の町として人気がありますが、地味な場所ながらもしっかりとしたこの泉質が人気の源なのでしょう。温泉情緒や風情といった点ではあまり期待できませんが、この名湯を気軽に味わうなら、非常にお手軽な施設のようです。ドライブついでにサクサクッと利用したいものですね。
掲載: 2020/04/30
Data
- 所在地:茨城県久慈郡大子町池田
- 源泉名:大子町営御免沢温泉 1号泉、2号泉
- 入浴 :2019年12月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)
- 泉温 :(1)源泉31.2度、(2)源泉31.2度
- 湧出量:(1)毎分414リットル、(2)毎分536リットル
- 掘削深度:(1)780メートル、(2)803メートル
- PH :8.7
- 蒸発残留物:0.960g/kg
- 形態 :道の駅併設の温泉施設 男女別
- 効能 :自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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