静岡県
くもみおんせん・なぎさのあしゆ
雲見温泉・渚の足湯
富士山を眺めながらのんびり足湯
雲見温泉は西伊豆の南部にある素朴な温泉地です。地味な雰囲気はあるもののたくさんの民宿などがあり、海水浴や釣り、ドライブなど、観光の拠点としても便利で賑わう人気の温泉地です。そして海岸には「雲見くじら館」という小さな資料館があります。ここには全長12メートルという巨大なセミクジラの骨格標本が展示されています。このセミクジラは昭和52年(1977)に雲見港に迷い込んでしまったものだそうです。そんな迫力ある骨格見本が館内の中央にドンと構えていてダイナミックですが、他にはほとんど見るものがなく、本当に小さな資料館です。資料館で学習した後はすぐ外にある足湯を利用しましょう。くじら館の目の前は小さな港と海水浴場があるのですが、その片隅に足湯があります。足湯といっても、なんだか小さなプールのような足湯です。営業は5月から10月までとあるのですが、今回訪れたのは2月下旬です。お湯も入っていないのかと思いきや、お湯はかけ流されていて湯舟にもしっかりと満たされていました。ただ、誰も利用していません。それもそのはず、とてもぬるいのです。期間外は気温が低いので利用できないと書かれているのですが、まさにその通りでした。脇からチョロチョロと流れているのですが、そちらの温度はちょうどいいのですが、湯舟が大きいのでほとんど冷めてしまいます。実際にはぬるま湯というほどでもなく、冷たくない程度の水という感じでした。夏場であれば、なんの問題もなく利用できるのでしょう。ちなみにここからの景色はなかなかのものです。正面には牛着岩という大小二つの岩があり、その先には駿河湾越しに富士山が見えます。これがまたとても優雅に見えるので、夕暮れ時なんかもいいムードで見えることでしょう。夏休みなど、海水浴帰りに足湯であたたまり、のんびりと景色を見ながら宿に帰るなんて、とてもいいと思います。
掲載: 2020/07/23
Data
- 所在地:静岡県賀茂郡松崎町雲見
- 入浴 :２０２０年２月
- 形態 :足湯 男女混浴
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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