福島県
あしのまきおんせん・かがやきこうえん あしゆ
芦ノ牧温泉・かがやき公園 足湯
温泉街を見下ろす絶景足湯
芦ノ牧温泉は国道118号線沿い、阿賀川の蛇行した渓谷沿いにある山間の温泉地です。温泉の歴史は古く、およそ1200年前に行基上人により開湯されたという言い伝えが残っています。山奥の僻地(へきち)でもあったため、長い間、温泉は地元の人達だけで利用されていましたが、道路が開通したり鉄道が開通するようになり、現在のような大きな温泉地へと発展していったようです。今回は鬼怒川温泉方面から会津若松方面に向かう途中で立ち寄ることにしました。立ち寄るといっても今回は足湯です。新しく眺めのいい足湯ができたとのことで、訪れてみました。折しもこの年は新型のコロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックにより、日本も都市部はロックダウンの危機に直面。近々全国的な緊急事態宣言も出るなんて噂もあったので、外出が制限される前にと、人混みや蜜を避けてやってきました。場所は国道のトンネルの真上です。トンネルの出入口の交差点脇に小さなスペースがあるのですが、そこにまっすぐにのびる階段ができていて、その上に足湯があるようです。国道を走っているとトンネルの真上に「芦ノ牧温泉」と書かれた大きな看板があるのですが、そのすぐ目の前に足湯がありました。これまたずいぶんと思い切ったところに足湯を設けたものですね。さっそく行ってみると、階段を登り切ったところに湯舟があります。これがまた崖の上にあるので本当に開放的で見晴らしがいいです。目の前は国道と阿賀川、そして温泉街が見渡せます。このときはちょうど小雨が降り始めていて、寒いし、眺望もよくはなかったのですが、それでもこの雄大な景色は見応えを感じました。さっそく足湯に入ると、これがまたとんでもなく熱いです。すぐ脇の樋から無色透明の湯が注がれているのですが、かなりの温度です。でも浸かっていられないほどの温度ではなかったので、ジンジンと痺れながらも足湯を楽しむことができました。熱い湯なので足先だけでもしっかり全身があたたまる感じです。肌寒い4月上旬でこの温度ですから、他の季節はどうなのか気になります。暖かい季節では温度調節をしているとは思いますが、熱めの湯はとてもいいものです。今度はもっと晴れた気持ちいい時季に訪れたいと思いました。
掲載: 2020/10/07
Data
- 所在地:福島県会津若松市大戸町芦牧
- 源泉名:芦ノ牧温泉綜合泉(5源泉の混合泉)
- 入浴 :２０２０年４月
- 泉質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性温泉)
- 泉温 :源泉56.8度
- 湧出量:毎分1211リットル
- ＰＨ :７．５
- 蒸発残留物:1238mg/kg
- 成分総計:1252mg/kg
- 形態 :足湯施設 男女混浴
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 野趣度:☆☆☆
- 優雅度:☆☆☆
- 異色度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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