群馬県
はやしおんせん・みちのえきやんば「かたくりのゆ」
林温泉・道の駅八ッ場「かたくりの湯」
出来たばかりの雄大なダム湖を眺められる足湯
利根川の支流、吾妻川にある八ッ場ダムは、計画発表から完成までに70年の月日を要した大型のダムです。完成に時間がかかったのは規模だけの問題ではなく、水没地域住民の反対運動が大きく影響しているそうです。その反対する様子は度々ニュースでも取り上げられ、話題になったことを覚えています。また、その水没地域には古くから伝わる川原湯温泉があり、観光資源の消失という問題も抱えていたそうです。河原湯温泉は少し上流に移転し、付近は整備されてアクセスもよくなりました。そのダム湖に佇む「道の駅八ッ場」に足湯があるようなので、立ち寄ってみました。この辺りは再開発されているので、山の中といえども道路は広くてアクセスも楽です。道の駅にたどり着くと、想像以上に大きくて立派な施設に驚きました。こんなに大きな施設ながらもお盆休みの時期だったので、すごい混雑ぶりです。道の駅には物産館やコンビニ、食堂などもあって、ドライブの途中に立ち寄るにはちょうどいい施設のようです。目的は足湯だったので、軽く物産館を覗いたところで足湯を探してみます。足湯は湖側のテラスのようなところにありました。真夏のとても暑い時期で、しかもこの日もうだるような猛暑です。道の駅にはたくさんの観光客がいるものの、屋外にある足湯にはあまり興味が注がれないようで、思いのほか空いていました。足湯は横に細長く、その両側がベンチになっているスタイルです。湯舟は左右二つに区切られていて、見た目にはどちらも同じように見えますが、どうやら左側の方が熱い湯のようです。ちょっと足を入れてみましたが、とても真夏に入る温度ではありません。普通に入っても熱いくらいの温度で、なるほどこの温度ではさすがに真夏の足湯につかる物好きも少ないことでしょう。ぬるめの湯舟の方でも十分に熱く、数分ほどで体全体から汗がジトーッと出てくるぐらいです。お湯は無色透明で軽いようにも感じましたが、しっとりとした重量感もあるような気もします。ツルっとした滑らかさもある湯で、非常に気持ちがいいです。また、目の前は通路を挟んで湖が見えます。開放的な場所にあるので、風通しもよく、熱いながらも爽やかに足湯を楽しむこどかできました。また、屋外とはいうものの、足湯を覆うように屋根もあるので、炎天下に晒されることもなく、とても過ごしやすかったです。ちなみに足湯の傍らではタオルが販売されていて、持ち合わせていなくても利用できるのはいいですね。ドライブの途中で休憩しながら足湯をするには最適なので、八ッ場ダムに訪れたなら是非とも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
掲載: 2020/12/13
Data
- 所在地:群馬県吾妻郡長野原町林
- 源泉名:林温泉 かたくりの湯
- 入浴 :2020年8月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(中性低張性高温泉)
- 泉温 :源泉57.5度
- 形態 :足湯施設 男女混浴
- 効能 :足を温める事により血行が良くなり新陳代謝を高めます
- 脱衣所:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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