沖縄県
ちゃたんおんせん・れくーおきなわちゃたんすぱあんどりぞーと
北谷温泉・レクー沖縄北谷スパ&リゾート
ラグジュアリーなリラクゼーションを楽しむ
北谷は那覇空港からクルマで40分ほど、西側海岸沿いにあるリゾート地です。特に最近また商業施設も増え、益々人気の高まる注目のエリアです。そこに令和2年(2020)にオープンしたばかりの新しいホテル「レクー沖縄北谷スパ&リゾート」に行ってきました。北谷には「ちゅらーゆ」など、以前から温泉施設がありましたが、このホテルにも沖縄には珍しい温泉浴場があるということで、宿泊で訪れてみたのでした。さすがにオープンして間もない施設ということで、建物はとても綺麗でピカピカです。周囲の施設も数年前よりずっと賑やかになっていて、まさにリゾート地って感じで、その場にいるだけでワクワクしてきます。特にこのエリアは新しい区画にも関わらず、混とんとしたカオスを感じます。そういうコンセプトなのでしょう。すごくお洒落でモダンな雰囲気がありました。ホテルにチェックインをして、さっそく浴場に向かいます。浴場はホテルの最上階である8階にありました。ちなみにエレベータはルームキーがないと操作できません。カード型のルームキーをかざすことで行先ボタンが選択できる仕組みになっていました。最上階にあがるとそこはスパ施設となっていて、まずは手前に屋外プールがあります。プールといっても単に屋上にプールがあるのではなく、インフィニティ・プールになっていて、まるで天空を浮いているかのように錯覚させる優雅なプールとなっていました。そしてその脇にはカフェがあったり、リラクゼーションサロンがあったりと、ラグジュアリーを感じるまさにリゾート空間です。その奥に浴場がありました。脱衣所には簡易的な鍵のかかる木造ロッカー、そしてゆったりと清潔感のある洗面台。アメニティ類も揃っていて、とても快適な印象があります。浴室に入ると正面に大きな湯舟、そして壁際にひとつひとつブースになった洗い場、円形の水風呂とサウナがありました。白を基調とした南国ムードのある浴室です。夏場の蒸し暑い季節、まずは汗を流してからさっそく湯舟に向かいます。湯舟は十分なくらい大きくゆったり感があります。無色透明のとてもきれいな湯なので、一見すると普通の白湯に見えます。しかしながら地下1400メートルから汲み上げたという温泉はアルカリ性の湯で、サラサラツルツルとした軽やかな浴感がありました。温度も40〜41度くらいと少しぬるめの温度なので、夏場にはちょうどいい湯加減です。蒸し暑さを感じていた沖縄ですが、なんとも快適で気持ちがいいです。お湯は湯舟内で循環されているようですが、不定期に脇の湯口から新しい湯が注がれています。若干の消毒臭もあり、浴感以外にはあまり特徴はありませんが、沖縄で天然温泉に入れる幸せは格別ですね。浴場は最上階にありますが、残念ながら景色は眺められません。壁の前にちょっとした緑があり、それを楽しむくらいです。最上階であることを意識しなければ、十分に優雅な空間なのですが、せっかくこのようなロケーションにあるのに周囲の景色が見えないというのはもったいない気がしました。また、脇は扉もあるので露天風呂でもあるのかと思ったら、管理用の通路があるだけのようでした。浴室内は円形の大きな水風呂もあります。サウナの前にあるのですが、この水風呂は13〜14度くらいと、けっこう冷たい水です。この冷たさも気持ちよく、これも気に入ってしまいました。全体的に本土にあるような温泉情緒はありませんが、リゾート施設としては十分に快適で、バカンスの拠点として十分に利用価値の高いホテルだと感じました。ビーチや商業施設にも近く、また機会があれば利用したい高評価のホテルです。
掲載: 2020/12/13
Data
- 所在地:沖縄県中頭郡北谷町字美浜
- 源泉名:北谷美浜温泉
- 入浴 :2020年8月
- 泉質 :単純温泉(低張性弱アルカリ性温泉)
- 泉温 :源泉36.0度
- 湧出量:毎分330リットル
- 掘削深度:1400メートル
- PH :8.1
- 蒸発残留物:0.517g/kg
- 成分総計:0.67g/kg
- 形態 :リゾートホテル 男女別
- 効能 :自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 優雅度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索