北海道
えにわおんせん・ら・ふぉーれ
恵庭温泉・ラ・フォーレ
ウーロン茶色をした塩辛いのにあっさりした湯
恵庭市にある日帰り温泉施設「恵庭温泉ラ・フォーレ」に行ってきました。今回は珍しく電車での移動だったので、鉄道駅に近いところで探して行ってきました。JR線のサッポロビール庭園駅と恵庭駅の中間あたりにありますが、若干サッポロビール庭園駅の方が近いようです。近いといっても徒歩で25分ほどかかりました。駅からはビール工場を過ぎるといかにも北海道の住宅郊外って感じの、ゆったりとした住宅地を抜けていきます。国道をまたいで先に進むとちょっと小高くなったところに温泉施設がありました。ラ・フォーレという名前の割には森林の中という感じではなく、丘の上っていう印象の方がしっくりときます。それほど規模の大きな施設ではなさそうですが、ゆったりと大きな駐車場にはクルマがいっぱいあり、けっこう人気の高い温泉施設のようです。館内に入ると玄関脇に入浴券の自動券売機があり、受付があります。すぐ脇にはちょっとした休憩間、そして食事処が併設されていました。この施設のいいところは、とても料金が安いことです。銭湯料金で温泉を楽しめるようです。脱衣場は100円玉リターン式のロッカーが並びます。ちなみにシューズロッカーも100円玉が必要となるので、小銭を用意しておいた方が無難です。浴室は清潔感のあるホワイト系のオーソドックスなタイル張りで、シャワー、ボディソープ、リンスインシャンプーの備え付けられた洗い場がありました。銭湯料金でソープ類があるのはとても良心的です。内湯には大きな主浴槽の他に、打たせ湯、水風呂、サウナなどがありました。主浴槽はとても大きく、ジェットバスやバイブラバスもついています。ただ、内湯は温泉ではないのか、無色透明の綺麗な湯となっていました。大きなガラス窓の外には大きな露天が広がります。外へと出ると、テレビもついて半分に屋根のかかった大きな露天風呂があります。また、外側にも水風呂とサウナがあります。外にある方は高温サウナのようです。設備もすこく充実している印象です。露天風呂の湯は内湯とはずいぶんと印象の違う湯です。それというのもウーロン茶を薄くしたような色がついているのです。さっそく浸かってみると、軽くつるーんとする滑らかな湯がありました。しかも、けっこう塩分を多く含む湯のようで、ちょっと舐めただけでも塩辛いです。海水ほどえぐい味ではなく、もっと純粋にしょっぱい印象がありました。けっこう塩辛いのに重くもなくべたつきもなく、すっごくあっさりとした湯なのは驚きました。ただ、けっこう設定温度か高めになっているようで少し熱めです。塩分を含んているので、温熱効果もあって非常によくあたたまります。寒さの厳しい北海道では、とても重宝される湯だと思います。浴後はゆっくりと休めるスペースも用意されていました。マンガなどもたくさんあり、のんびりと休憩ができます。この料金でこれだけ揃っていれば、何の文句もないですね。人気があるのもよくわかります。国道近くでアクセスもいいので、ぶらっと立ち寄るのもいいでしょう。
掲載: 2021/01/09
Data
- 所在地:北海道恵庭市恵南
- 源泉名:恵庭温泉ラ・フォーレ
- 入浴 :2020年10月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物温泉(高張性弱アルカリ性温泉)
- 泉温 :源泉34.2度
- 湧出量:毎分293リットル
- PH :8.0
- 蒸発残留物:13.68g/kg
- 成分総計:12.80g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 素朴度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索