千葉県
おおえどおんせんものがたり・きみつのもり
大江戸温泉物語・君津の森
静かな森の中でのんびりリラックス
千葉県君津市にある大江戸温泉物語の「君津の森」に宿泊で行ってきました。ここは君津市ではあるものの、君津駅からはクルマで30分ほどの山の中にあります。周囲を森に囲まれているというより、本当に山に囲まれているような、そんな自然豊かなに場所に建つホテルです。しかしながら、鬱蒼とした森という印象ではなく、山の上の見晴らしのいい場所にあるのでとても解放感のあるところのようです。こんな辺鄙な場所にあるにも関わらず、けっこう立派な建物があるのでちょっと違和感を覚える不思議な気分になります。今回はシーズンオフの真冬に訪れたのですが、比較的穏やかな天気に恵まれ、ポカポカとした陽気です。日も明るいうちにチェックインしたのですが、ここは宿泊者だけでなく日帰りで入浴を楽しみにくる方も多いようです。平日の金曜日に訪れたのですが、入浴を楽しんでいる方がそれなりに多くいました。建物は4階建てで客室は3階と4階にあり、浴場は1階にありました。ちょうどフロントの正面に浴場の入り口があります。まずはチェックインして客室に向かいますが、すっかり山の中なのかと思っていたところ、窓からは遠くに東京湾が見えます。海の向こうにもうっすらと建物が見えました。方角からして川崎や横浜のあたりでしょうか、すごく見晴らしのいいロケーションです。では、さっそく浴場に行ってみましょう。この宿は大江戸温泉物語の中でも小さな施設の方で、外観の印象よりもずっと小ぢんまりとしたところです。外観も内装もしっかりと豪華で、空間をとても贅沢に利用しているので、規模は大きくないながらもすごく快適です。浴場もまたそんなに大きな施設ではないのですが、混雑もしていなかったこともあって、こちらも十分な余裕がありました。浴室はまず洗い場があり、そして逆L字型の大きな湯舟。そのL字の内角に丸いジャグジーがあります。床や湯舟はタイル張り、壁や天井は木目に温かみを感じる木造で、なかなか雰囲気のいいしゃれた印象を受けました。さっそく湯舟に浸かりますが、わりとあっさりとしながらもきめ細かな滑らかさを感じる湯です。お湯は天然温泉ではないのですが、光明石を使用した人工温泉です。天然地下水に人工温泉を掛け合わせているので、思いのほかいい質感です。ふぅとため息をつきたくなる、そんな安堵感を覚える湯でした。ジャグジーはわりと深めで、立ってもへそ上ぐらいまでの水深がありました。勢いのいいジェット水流で全身をもみほぐしてくれます。そして内湯の外には露天風呂もありました。露天は半分が寝湯になっています。今回は真冬だったのでけっこう冷たい空気に包まれていますが、寝湯であたたまりながら入るのがとても気持ちよかったです。壁があって外の景色は眺められないものの、森の中にあるので、夜間は星空を眺めながらじっくりと寝湯が楽しめるのではないでしょうか。設備としてはいたってシンプルな浴室ながらも、混雑していないのでゆったりと過ごすことができ、また浴後もゆったりと休憩することができるので、やはり人気があるのでしょうね。シンプルにリラックスできるホテルでした。
掲載: 2021/02/23
Data
- 所在地:千葉県君津市法木
- 入浴 :2020年12月
- 泉質 :天然温泉ではありません
- 形態 :森林リゾートホテル 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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