鹿児島県
かわちおんせん・かわちおんせんせんたー
河内温泉・河内温泉センター
プールも併設、町営のツルツルスベスベの温泉
鹿児島県の種子島は、誰もが一度は聞いたことがある名前の島でしょう。1543年の鉄砲伝来の地として歴史の授業で習いました。その種子島に遊びにきました。種子島は鹿児島から飛行機でも来れるし、フェリーでも来れます。けっこう大きな島で、本州や四国、北方領土も含めて14番目に大きな島だというから、意外な大きさに驚きました。実際に種子島にやってくると、その移動の際に島の大きさを実感できます。種子島というとあまり温泉のイメージは少ないかもしれませんが、いくつかの小さな温泉があります。南種子町にある河内温泉にやってきました。ここは市街地からクルマで数分ほどのところですが、緑に囲まれたとても静かなところです。そこにポツンと河内温泉センターがありました。町営の温泉施設で、通常の入浴とは別にプールなどの施設も併設した大きな施設です。館内に入るとシューズロッカーが脇にあり、入浴券を購入して受付を済ませます。正面に浴場の入口があり、左奥には休憩広間、右奥へと進むと家族湯やプールがあるようです。今回はプールは利用せず温泉のみの利用です。ここは町内も町外も同じ料金となっていて、非常に格安で利用できます。観光客も地元の方と一緒に利用できて、非常にお得な印象です。脱衣場は棚にカゴ、そして一部にロッカーもありました。そんなに広くもなく中規模程度で、可もなく不可もなくといったオーソドックスな印象です。浴室は逆にとても広く、天井も高くてゆったりとしています。手前脇には洗い場がありますが、こちらはボディソープやシャンプーなどの石鹸類は用意されていないので、各自で持参するシステムです。銭湯のような感じですかね。浴室を入ったところに係り湯があり、外側に大きな主浴槽、そして脇にはサウナと水風呂、ボディシャワーなどがありました。湯舟はとてもゆったりと大きく、正面の大きなガラス窓いっぱいに広がっています。湯舟の中には様々な効果浴があり、右奥はジェットとバブルで浮かび上がる泡浮き風呂があり、中央にはバブルバス、左奥には超音波風呂と低周波風呂がありました。なかなかコンパクトにまとまっている感じです。正面はガラス窓が大きいのですごく明るい雰囲気がありました。湯は無色透明の綺麗な湯です。単純温泉だというので、あまりインパクトのないおとなしい印象の湯なのかと思いきや、実際に浸かってみるとツルツルヌルヌルとけっこうがっつりとした浴感があります。ローションを全身に塗りこんでいるような、そんなはっきりとしたツルツル感が味わえます。これはうっとりとしてしまうくらい、気持ちのいい湯です。種子島の温泉はけっこうこのヌルヌルツルツル系が多いようですね。本当に気持ちがいいので、いつまでも入っていたくなってしまいます。長く浸かっているとのぼせてくるので、たまに水風呂で体を冷ましながら交互に気持ちよく利用してきました。浴後は肌が全体的にスベスベになり、こちらもまた非常にいい感じです。旅行のついでに美人湯でまったりと過ごすことができ、非常に贅沢に過ごすことができました。
掲載: 2021/12/24
Data
- 所在地:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上
- 源泉名:南種子6号
- 入浴 :2021年6月
- 泉質 :アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性低温泉)
- 泉温 :源泉26.1度
- PH :8.6
- ラドン含有量:0.8(百億分の一キューリー単位)
- 電気伝導率:0.086 S/m
- 密度 :0.9986
- 蒸発残留物:0.5207g/kg
- 形態 :温泉入浴施設 男女別
- 効能 :自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆
- 地元度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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