北海道
とまこまいおんせん・ほのか
苫小牧温泉・ほのか
天然温泉豆乳露天風呂がツルツルスベスベで気持ちいい
苫小牧市の国道36号線沿いにある日帰り温泉施設「苫小牧温泉ほのか」にやってきました。苫小牧の市街地からは少し外れたところの海岸近くにある大型の温泉施設です。通り沿いの大きな看板には「露天風呂、岩盤浴」と書かれていて、駐車場も広く、けっこう人気のある温泉施設のようです。今回は平日の午前中に訪れましたが、わりと穴場の時間帯だったのか、利用客がまばらでとても空いていました。館内に入るとフロントがあり、下足箱の鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受け取り、退館時に精算するシステムとなっていました。浴場はフロントのすぐ先に出入口があり、二階には食事処や休憩室、岩盤浴施設があるようです。脱衣所は縦に細長いスチールロッカーが並びます。脱衣所はけっこう奥行きがあり、その先に浴室入口がありました。浴室は手前側に洗い場、そして奥に湯舟がいくつか並びます。けっして小さくも狭くもないのですが、施設の規模からするとちょっと小ぢんまりとした印象をうけました。湯舟は入浴剤入りの湯舟やバブルバスがあり、その奥に天然温泉の湯舟があります。さっそくどんなお湯か浸かってみると、無色透明のしっとりとした湯です。ぴたっと肌に吸いつくような、非常にキメの細かいような重たい湯です。見た目には何の変哲もないような湯なのですが、けっこう重たく感じるので、あまり長湯すると疲れるのではないでしょうか。それくらい存在感のある湯でした。外には露天風呂があります。露天風呂は岩風呂になっていて、屋根とテレビがついていました。ところが露天風呂では湯の色が違います。乳白色に濁っているのです。湯の説明には「天然温泉豆乳露天風呂」と書かれています。あまり詳しいことは書かれていなかったので詳細はわからないのですが、天然温泉に豆乳を投入しているのでしょうか?これがまた浸かっていると肌がツルツルととても滑らかな感触があり、非常に気持ちがいいのです。特に豆乳のような匂いもなく、普通の湯のような感じなのですが、とにかく感触が良くてすっかり気に入ってしまいました。温泉に豆乳を入れただけでこんなにも印象が変わるのでしょうか?内湯とはまったく別物のように感じます。露天風呂は海側に向かっているので、景色も見えそうですが、目の前にはソーラー発電のパネルが沢山並んでいました。また、この日は生憎の霧雨で濃霧状態です。海どころかほとんど視界が真っ白で何も見えなかったので、普段はどんな景色があるのか気になるところです。視界はとても開けているようなので、もしかしたら海も見えるのかもしれません。それから内湯にあるサウナですが、こちらはスチームサウナと高温サウナがありました。高温サウナはオートロウリュウとなっていると書かれています。定期的にロウリュウが自動的に行われるようです。試しにその時間帯に入っていると、炉に水が注がれ一気に熱気が室内に広がります。そして天井に設けられた送風口から風が勢いよく吹き、熱風が体中を吹き抜けていきます。なるほど、自動のロウリュウもいいものですね。ドバーッと汗が大量に噴き出して浴後はすっきりと爽快な気分になりました。最後はまた露天風呂で豆乳風呂を味わい、すっかり長湯してたっふりと過ごしてきました。アクセスのとてもいい場所にあるので、温泉情緒のようなものはありませんが、行楽の後や旅行ついでに立ち寄ってみてもいいと思います。
掲載: 2022/02/26
Data
- 所在地:北海道苫小牧市糸井
- 源泉名:糸井温泉(いといの湯)
- 入浴 :2021年8月
- 泉質 :温泉法第二条の規定により適合する温泉(メタケイ酸)
- 泉温 :源泉16.5度
- 湧出量:毎分170リットル
- PH :8.2
- 電気伝導率:0.14 S/m
- 密度 :0.9983
- 蒸発残留物:0.753g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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