三重県
おくしまはまじまおんせん・おおえどおんせんものがたり いせしま
奥志摩浜島温泉・大江戸温泉物語 伊勢志摩
英虞湾の静けさを優雅に楽しむ絶景風呂
紀伊半島の西端、伊勢志摩は国立公園に指定されている風光明媚な観光スポットです。伊勢神宮や鳥羽水族館、英虞湾など、見どころもいっぱいで観光客でいつも賑わいを見せています。特に英虞湾は真珠養殖が盛んで、複雑に入り組んだ地形は、本当に不思議で立体的でどこを見ても飽きない絶景が広がります。その英虞湾を望む入り江に建つ、大江戸温泉物語伊勢志摩に宿泊で訪れてみました。8月も下旬で夏も終わる頃かと思いきや、ものすごい猛暑で、まだまだ真夏だなぁと感じさせる週末に訪れました。観光の中心となる賢島からは少し離れた英虞湾の入口近くにあり、わりと静かな場所にありました。静かな場所ながらも立派で大きな施設で、とても優雅な雰囲気があります。宿は本当に静かな入り江の奥にあり、英虞湾の一部とはいえ、入り組んだ海岸線や島々が眺められ、とにかく景色のいい場所です。これはもう浴場も期待できることでしょう。チェックインをしてすぐさま浴場に向かいました。浴場はフロントのあるフロアからワンフロア下がった場所にありました。脱衣所には棚にカゴ、そしてゆったりとした洗面台があります。大きなホテルなのでそこそこの規模があります。そして浴室に入ると奥にゆったりと広く、内壁側に洗い場が並び、外側に湯舟があります。外側は手前に露天風呂の出入口、中ほどには少し高い位置に湯舟があり、そして奥にはゆったりと大きなガラス窓のある湯舟がありました。スペースがとてもゆったりとしていて、とにかく広々とした雰囲気です。しかしながら、思っていたよりも海が見えるという感じではありません。全面がガラス張りなのかと思っていましたが、奥側だけのようで、中ほどにある湯舟は窓際なのですが、曇りガラスになっているので外の景色は見えませんでした。しかし、奥の湯舟へと行くと、こちらは天井の方までガラス窓になっていて、この一角はすごく明るいです。そしてとにもかくにも景色が凄いです。すぐ外側は海です。海より少し高い位置にありますが、キラキラと輝く海を眺めながら入り江を一望できます。まるで絵画の中にいるような壮大な眺めは、本当にたまらなく優雅です。入り江には小さな船が漂っていたり、真珠の養殖棚でしょうか、何かの養殖イカダが浮いていたり、目の前には桟橋があったりと、とてものどかな景色が広がります。また、海がすぐ近くにあるので、海中を泳ぐ魚も見えたりします。けっこう大きな魚が沢山泳いでいました。そして手前側にあった露天風呂にも出てみました。露天は岩風呂になっています。規模は少し小さめですが、やはり海側にあるのでとても優雅です。立ち上がると目の前の桟橋から丸見えなので、注意するように書かれていました。確かに目の前は桟橋なので丸見えです。といっても、少し離れているので、そんなに気にするほどでもないでしょう。夜になるとまた景色は一変します。月明りに照らされた水面がキラキラと静かに輝きます。周囲は入り江なので海岸の夜景でも眺められるのかと思いきや、想像以上に自然豊かな場所のようで、人工物がないのでしょう、ほとんど真っ暗です。これもまたすごく優雅な景色に感じました。お湯は無色透明の綺麗な湯です。露天だけ少し濁っているような気がしますが、ほとんど無色透明のサラサラとした湯です。とてもマイルドな湯で、温度も少し低めだったので、とにかくゆっくりとじっくりと過ごすことができ、景色を眺めながらまったりと寛げました。大江戸温泉物語はどこも優雅な雰囲気をお手頃価格で楽しめるので、けっこうお気に入りです。ここもすごく優雅で楽しく利用できたので、また機会があれは利用したいです。静かに過ごすことのできるいいロケーションでした。
掲載: 2022/04/24
Data
- 所在地:三重県志摩市浜島町浜島
- 源泉名:奥志摩浜島温泉みたびの湯
- 入浴 :2021年8月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)
- 泉温 :源泉23.5度
- 湧出量:毎分71リットル
- PH :8.3
- ラドン含有量:7.4Bq/kg未満(2.0×10-10Ci/kg未満)
- 電気伝導率:0.357S/m
- 密度 :0.9997
- 蒸発残留物:2.02g/kg
- 形態 :観光ホテル 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 景色 :☆☆☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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