北海道
はくちょうのゆ・すーぱーほてるくしろえきまえ
白鳥の湯・スーパーホテル釧路駅前
駅前のバスターミナルとホテルが融合
釧路駅の目の前にあるスーパーホテルにやってきました。釧路駅前には二箇所もスーパーホテルがあり、その他にもたくさんのビジネスホテルがあるので、ビジネスや行楽でも大変便利なところのようです。そしてこの駅前のスーパーホテルは、また不思議なのことに１階部分の一部はバスターミナルになっています。ホテルの中にバスターミナルがあるような感じです。とてもユニークです。またスーパーホテルは安いだけでなく、いろいろと革新的なシステムを常に導入しているので、非常に快適でコスパに優れているイメージです。そして天然温泉があるのもうれしいです。全国的に同じようなコンセプトの浴場なので、画一的で温泉情緒に欠けるのは否めませんが、それでもやはり天然温泉の魅力は絶大なものです。そんなわけでチェックインを済ませたところでさっそく浴場に向かいたいところですが、このホテルは浴場が一か所にしかなく、時間帯で男女交替となるシステムになっています。チェックインした時間帯はまだ女性タイムだったので、先に外で食事を済ませた後に浴場に向かいました。浴場は１階の食事場所の奥にあります。食堂を抜けていくような感じなのが、ちょっと変わった感じです。女性タイムは入口がロックされ、解除には暗証番号が必要ですが、男性タイムは開放されているので、そのまま利用できます。脱衣所は手前に洗面台、その先に簡易的な鍵の架かるロッカー、一番奥にはトイレがありました。浴室は洗面台の正面にあります。浴室はやはり規模は小さく、洗い場は３か所のみです。ボディソープ、シャンプー、コンディショナー、洗顔料が用意されています。洗い場と反対側に湯舟がありますが、その手前にかかり湯があります。ぬるいので源泉かと思いきや、消毒臭のちょっと強い単なるふるい白湯のようです。湯舟は大人が３〜４人以上入るとキツイと感じるくらいの大きさです。浴室は完全な内湯で、脇にある地窓以外に窓はなくとても閉鎖的です。地窓の外には竹林のような景色が見えますが、手前に数本の竹があるだけで後ろには鏡があるので竹林のように見えます。とても効率のいい竹林の景色です。浴室は全体的に黒を基調としたシックなデザインなので、この地窓がとてもいい雰囲気を醸し出していました。そして肝心の温泉ですが、これがまたけっこう個性的です。無色透明ですがぐっとのしかかるような重たくしっとりとした湯です。そしてしっかりとした鹹味というか、マイルドな塩味がありました。少し温度も高めなので、しばらく浸かっているとよく体が温まり、汗がよく出ます。そのポカポカ感は長く続くので、湯冷めのしにくい湯のようです。それからお湯の浸透圧もずいぶんと個性的なようで、しばらく浸かっていると指がふやけてきてしまいます。等張性なので肌との相性がいいみたいですね。ちなみにスーパーホテルは運び湯が基本のようです。どこから運ばれてきているのかと思ったら標茶の茅沼温泉からでした。なるほど、これはいい湯だと感じるのは当然ですね。運ばれてきてはいながらも、しっかりと茅沼温泉らしさが残っていて、非常に気持ちよく利用することができました。
掲載: 2022/05/31
Data
- 所在地:北海道釧路市末広町
- 源泉名:茅沼温泉(憩の家)
- 入浴 :２０２１年１１月
- 泉質 :ナトリウム-塩化物温泉(弱アルカリ性等張性高温泉)
- 泉温 :源泉47.1度
- ＰＨ :７．５
- 密度 :1.0049g/cm(20度/4度)
- 蒸発残留物:9.143g/kg
- 形態 :ビジネスホテル 男女交替制
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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