1. トップページ
  2. 温泉天國のススメ
  3. 川北温泉・ふれあいの湯

石川県

かわきたおんせん・ふれあいのゆ

川北温泉・ふれあいの湯

図書館に併設された公共の温泉施設
12月もクリスマスを過ぎた週末、小雪舞う寒い日、体を温めようと、石川県川北町にある川北温泉を訪れました。町の小さな温泉施設を想像していたのですが、たどり着いてみるととても敷地が広く、とても大きな建物がありました。駐車場もたっぷりと広いので、ものすごく大きな施設のようです。さっそくクルマを停めて温泉施設があると思われる建物へと向かいます。これがまたすごく立派な施設で、とても温泉施設のようには思えません。近づいてみると「本の返却ボックス」や「新刊本の紹介」などがあります。どうやらここは図書館のようです。あれ?と思いつつ周りを見渡すと、カゴにお風呂道具を持った人たちが続々とその図書館へと入っていきます。なんとここは図書館と温泉施設が併設されている施設のようです。一階が温泉浴場で二階が図書館なんだそう。すごく不思議な取り合わせですね。館内に入ると下足箱があり、入浴券を自販機で購入したあと、正面のフロントで入浴の受付をします。その際に下足箱の鍵と引き換えに脱衣所のロッカーキーを受けるシステムとなっていました。フロントを過ぎるとちょっとしたロビーがあり、そこは軽食もとれるスペースとなっていました。浴場はギャラリーのような通路の先にあります。このゆったり感は、さすがに公共の施設ですね、ゆったりと空間が広くて優雅な雰囲気があります。脱衣所には沢山のロッカーが並びますが、その奥にまたゆったりとしたくつろぎのスペースがあります。大きなホテルの浴場のようで、とにかく優雅です。こんなにしっかりとした設備があるのに、料金は非常に安くて、とてもありがたいです。浴室に入ると、こちらは照明を抑えた薄暗い雰囲気です。外側は大きなガラス窓になっているので、昼間は逆にとても明るいのでしょう、でも夜間はかなり暗く、とても落ち着いた感じです。手前側には洗い場のスペース、窓側には大きな湯舟が三つ並んでいます。さらに奥にはサウナと水風呂もありました。露天風呂は無いようです。洗い場はボディソープなどの洗剤類はなく、各自で持参する銭湯スタイルです。まぁ、料金が安いので、そんなものでしょう。湯舟はそれぞれがとても大きくゆったりとしています。右側にはピラミッドのような三角錐の階段状のオブジェがあり、そこから滴るように湯が流れ注がれています。無色透明の透き通った湯で、肌にしみ込むようなしっとりとした浴感があり、肌にピタっと吸い付くようなさっぱり感がありました。特に刺激の少ない湯なのですが、妙にズシッと重くのしかかるような印象の湯でした。この湯舟の湯は、隣の中央の湯舟へと流れていました。中央の湯舟は先ほどの湯舟のオーバーフローなので、ぬるめの湯かとおもいきや、そんなに違いはありませんでした。どうやら中央の湯舟も新しい湯が注がれているようで、熱い湯の噴き出し口が底にありました。一番左側にある湯舟はヒノキ風呂のようです。縁も底も全部木材になっている総檜風呂となっているようです。木目のゴツゴツとした感触がとても心地よく、やっぱり総檜風呂は一味ちがいますね。浴室内は薄暗くてシックな印象ですが、ガラス窓の外には庭が広がっています。雪がしんしんと降っているので、真っ白に覆われた庭園がとても幻想的です。外の景色を眺めながら、気持ちよく雪見風呂を楽しんできました。
掲載: 2022/06/16
Data
  1. 所在地:石川県能美郡川北町壱ツ屋
  2. 入浴 :2021年12月
  3. 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性弱アルカリ性高温泉)
  4. 形態 :図書館併設の公共温泉施設 男女別
  5. 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
  6. 露天風呂:なし
  7. 開放度:☆☆☆
  8. 清潔度:☆☆☆
  9. 気軽度:☆☆☆☆☆
  10. 地元度:☆☆☆
  11. 異色度:☆☆☆
  12. 景色 :☆☆
  13. 総合評価:☆☆☆