兵庫県
しるくおんせん・ほてる しるくおんせんやまびこ
シルク温泉・ホテル シルク温泉やまびこ
つるつる美人湯を楽しめる人気の温泉宿
兵庫県豊岡市但東町にあるシルク温泉を訪れました。ここに来るのは実に20年ぶりくらいです。いや、実際には何度か来ようとしていたのですが、とても混雑していたり、臨時休業だったりして諦めていました。今回は本当に久々の訪問ですが、辿り着いてみると、「あれ?こんなだったかな?」と記憶がまったくありません。どうやら長い月日の間にリニューアルされていたみたいです。そんなわけでとても優雅なホテルとなっていました。しかしながら日帰り入浴も人気のようで、たくさんの入浴客が訪れているようでした。館内に入るとフロントがあり、日帰り入浴客もこのフロントを利用します。浴場はすぐ右側にありました。いつも昼間に訪れるのですが、今回は夜間だったこともあってか、意外と空いていました。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並びます。こちらもわりとシンプルな感じです。浴室に入ると、正面中央に湯舟があり、両サイドに洗い場があります。洗い場は全部で12基ほど、わりと小ぢんまりとした印象です。寒い真冬に訪れたこともあってか、浴室内は濃霧状態です。湯舟の一角がバブルバスになっているので、そこから湯けむりが濛々とたちこめているような印象です。さっそく体を流して湯舟に浸かりますが、お湯はシルクというぐらいですから、しっかりと滑らかさを感じます。ツルツルとヌルヌルの間くらいの滑らかさで、肌の表面が溶けている感覚です。湯舟は黄土色に濁っていて、透明度は80センチほどでしょうか、底は見えないくらいです。浴室の一角にはすごく小さな湯舟があります。最初は水風呂でもあるのかと思ったら、源泉浴槽のようです。本当に小さいというか、壁に囲まれているのですごく閉塞的な場所にあります。源泉浴槽は少しぬるめで、体感的に38度くらいかな。こちらは湯が新鮮なのでしょう、ほとんど無色透明の湯となっていました。それなのにしっかりとツルツルヌルヌルが味わえるのがいいですね。外には露天風呂も広がります。露天風呂は岩風呂になっていて、お地蔵さんが見守ってくれていました。お湯かけ地蔵とあるので、お湯をかけてあげるといいみたいです。また、露天には打たせ湯もあります。打たせ湯は高い位置からの強烈なパンチが楽しめるのですが、けっこうぬるいです。真冬の寒い時期だったので、打たれていると寒くなってきます。冬場はもうちょっと温度を高くしてもいいのではないかと感じました。打たせ湯の反対側には水風呂とサウナもありました。サウナが内湯ではなく、露天風呂にあるのですね。規模はそんなに大きくはないけど、テレビもついた使い勝手のいいサイズの高温サウナでした。日帰り入浴として人気のある場所ですが、ホテルとしても人気はあるみたいで、宿泊客もけっこういました。場所的にも丹後観光の拠点として便利な場所にあるので、温泉付きのホテルとして、宿泊してみるのもいいかと思いました。
掲載: 2022/06/25
Data
- 所在地:兵庫県豊岡市但東町正法寺
- 源泉名:(1)但東シルク温泉、(2)第1泉源、シルク温泉第2泉源
- 入浴 :2021年12月
- 泉質 :(1)含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
(2)含弱放射能-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 - 泉温 :(!)源泉30.5度、(2)源泉35.4度
- 湧出量:(1)毎分20.4リットル、(2)毎分147リットル
- PH :(1)7.11、(2)7.32
- ラドン含有量:(1)112 Bq/kg、(2)202 Bq/kg
- 蒸発残留物:(1)3.041g/kg、(2)3.720g/kg
- 形態 :温泉ホテル 男女別
- 効能 :慢性皮膚病、慢性消化器病、やけど、切り傷など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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