鳥取県
かいけおんせん・おーゆ・らんど
皆生温泉・おーゆ・ランド
山陰の名湯を気軽に存分に楽しめる
山陰を代表する温泉地のひとつ皆生温泉は、鳥取県米子市の海岸沿いにある歓楽温泉街です。その中にある日帰り温泉施設の「おーゆ・ランド」に行ってきました。ここは創業1920年という温泉供給会社が運営する温泉施設だそうで、豊富な湯量を惜しげもなく利用している人気の温泉施設になっていました。今回は年末の夜に訪れてみました。さすがに年末の休みに入っている方も多いようで、けっこうな混雑ぶりです。駐車場はとても広いのですが、それなりに盛況していました。ここは日帰り温泉ですが、併設してホテルもあるようで、館内に入ると右側がホテルのフロントで、左側に温泉施設がありました。そして目の前には湯薬師様が祀られていたり、温泉たまごがつくれる釜があるなど、かなり温泉を多方面から味わえる施設のようです。それでいてとても近代的な温泉施設で、モダンで清潔的な印象です。入浴券を自動券売機で購入し受付をしますが、受付の前には軽食もとれる休憩コーナーもあります。浴場は施設の名前のとおり、「おー風呂」と「ゆー風呂」があり、定期的に男女が入れ替わるシステムのようです。今回はゆー風呂となりました。ゆー風呂は「U」字型の湯舟があるのだそうです。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並びます。下足箱でもコインが必要なので、あらかじめ小銭を用意しておくのがいいでしょう。浴室に入ると寒い日だったこともあってか、濃霧状態でよく見えません。中央にそのU字型の湯舟があり、右側に洗い場、左側にはサウナや水風呂、様々な効果浴が並んでいるようです。さっそく洗い場で体を流しますが、洗い場にはボディソープなどの洗剤類は用意されていないので、各自で持参する銭湯スタイルです。確かに料金はとてもリーズナブルなので、妥当なところでしょう。ではさっそく中央の湯舟に入りますが、湯舟の真ん中に4つの柱があり、そこから天井に伸びていく柱と梁が幾何学的で、すごくダイナミックに感じます。湯は無色透明のすごくあっさりとした湯です。ナトリウム・カルシウム-塩化物泉ということですが、あまり気になる浴感も見た目の印象もありません。とても大人しい印象の湯のようです。浴室の脇には寝湯、ジェットバス、バブルバスなどが並んでいます。ジェットバスは少しぬるめだったので、まったりとくつろぎながら利用することができました。手前側にあるサウナは別料金となるようで、専用の鍵を持っていないと利用できないシステムとなっていました。ああ、関西圏っぽいなぁという印象です。浴室の一番外側には高濃度人工炭酸温泉がありました。さっそく浸かってみると、確かに炭酸は感じられるのですが、かなり薄いです。なかなか泡が付かず、かなり長い間浸かっていないと泡だらけにはならないようです。でも、しっかりと炭酸は感じられるので、ポカポカと肌の表面が熱くなるのが感じられました。外には露天風呂もあります。露天風呂は奥に打たせ湯などもあります。それなりにゆったりとした湯舟なので、じっくりと庭を眺めながら浸かることができました。全体的にいろんな施設があって充実していながらも、料金がとても安く、そして山陰の名湯が味わえるということで、非常にお得感があり、人気があるのも納得です。施設内には家族風呂もあったりと、ほんと色んな楽しみ方ができる施設なので、地元の方も観光客も存分に楽しめる施設だと感じました。
掲載: 2022/07/08
Data
- 所在地:鳥取県米子市皆生温泉
- 源泉名:混合貯湯槽 26、28号
- 入浴 :2021年12月
- 泉質 :ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(高張性 中性 高温泉)
- 泉温 :源泉76.2度
- PH :7.4
- 形態 :温泉入浴施設 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 異色度:☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆
- 総合評価:☆☆☆
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