長野県
みのわおんせん・ながたのゆ
みのわ温泉・ながたの湯
ヌルヌル感が半端ない、箕輪の名湯
長野県に箕輪町にある「みのわ温泉ながたの湯」を訪れたのはGWの終盤の土曜日。意外と道路は空いていて、予定時間よりも早く辿り着いてしまいました。開店時間まで荷物でも整理しながら時間をつぶそうかと思っていると、続々とクルマがやってきては、建物の中に入っていきます。最初は従業員かな?と思っていたのですが、どうみても普通の入浴客のように見えます。そういえば駐車場にはいくつものクルマがすでに停まっています。利用客もほぼ地元の方々のようです。恐る恐る入口に近づいていきますが、利用時間と書かれている時間よりもまだ30分も早いです。館内に入ってみると、「いらっしゃいませ」と声を掛けられ、当たり前のように受け入れてくれました。田舎らしいローカルな時間が流れているようで、すごくアットホームな印象を受けました。さっそく受付をして浴場へと進みます。ここはそんなに大きな施設ではないものの、ゆったりとした大浴場があり、すでに何人かの先客がゆっくりと寛いでいました。さっそく体を流して湯舟へと向かいます。湯舟は窓側に大きなものがあります。奥の方には仕切りがあり、打たせ湯もあるようです。内湯にはサウナもあり、また外には露天風呂もありました。お湯はほとんど無色透明の湯ですが、微妙に透明度は低いような気がします。そして湯舟に浸かると、全身がヌルっと強いヌメリを感じます。おっと驚いてしまうほど、かなりのヌルヌル感です。全身が溶け出してしまっているのかと思うぐらい、肌がヌルヌルするので、石鹸が落ち切っていないのかと錯覚するほどです。それでいてお湯そのものはサラッとしていて、トロみがあるわけではありません。浸かっているとずっと体をさすっていたくなるぐらい、とにかくうっとりするほどのヌルヌル感です。奥には低温の湯舟もあるようです。温度はちょっと低めぐらいで、体感では39度くらいでしょうか。同じようにヌルヌルするけど、温度が低いので肌への刺激は少なく感じます。ここで気が付いたのですが、よくよく見ると湯舟の周辺が黄色というか薄いオレンジ色というか、何か色づいているように見えます。温泉の堆積物によるもののようです。お湯はほとんど透明なのに、けっこう温泉成分の濃い湯のようです。なるほど、ヌルヌルするだけでなく、パンチを感じるのもそのせいなのかもしれません。ぬるい方に浸かっていると、寒くなってくるのでまた温かい方でじっくりと浸かります。打たせ湯はけっこう水量も多く、こちらも文字通りパンチの強い印象です。しぶきが飛び散らないように衝立があるので、存分にバチバチと楽しめました。外の露天風呂は半分が浅くなっていて、もう半分にはジェットバスもついていました。この時期、空気が爽やかにほどよく冷たくて、とにかく気持ちがいいです。天気も良かったので、周囲の景色も楽しめて非常に快適に過ごすことができました。ちなみにやはり利用客は地元の方が多いように感じます。地元の方々が通う温泉というのは、やはりとてもいい湯が多いです。じっくりと楽しむことができました。
掲載: 2022/09/04
Data
- 所在地:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪
- 源泉名:みのわ温泉
- 入浴 :2022年5月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)
- 泉温 :源泉46.5度
- 湧出量:毎分420リットル
- PH :7.9
- 密度 :0.9997(20℃/4℃)
- 蒸発残留物:1.293g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :筋肉・関節の慢性的な痛み又はこわばり、冷え性、疲労回復など
- 露天風呂:あり
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆☆
- 人気度:☆☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆☆
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