長野県
さのがわおんせん・ちくりんのゆ
佐野川温泉・竹林の湯
竹林に囲まれ静かな環境の癒しの湯
いよいよ待ちに待った夏休み。今回は甲信越から中部地方を中心に温泉巡りをしてきました。その途中で立ち寄ったのが長野県千曲市の郊外にある佐野川温泉竹林の湯です。旧善光寺道近くの国道403号線沿いにありますが、周囲は住宅地って感じのところです。閑静な住宅街へと入っていくような感じで、その温泉施設はありました。それなりに大きな温泉施設なのかと思っていましたが、辿り着くと、意外と小ぢんまりとした静かな温泉施設でした。さっそく館内に入って受付をします。正面廊下の突き当りに浴場入口がありました。脱衣所はコイン返却式のロッカーが並びます。とてもシンプルですが、清潔的で狭苦しさもなく、ちょうどいい感じです。浴室は床から洗い場、湯舟までも総御影石で、非常に優雅な印象です。あまりにも綺麗に整っているので、美術館の一室のような印象を受けました。湯舟は窓側に大きなものがありますが、よく見ると3つに区切られていました。一番左側には源泉と書かれた湯口があり、そこからトロトロと無色透明の湯が注がれています。それが2段目、そして3段目へと段々に流れ注がれていました。さっそく浸かってみると、すごくしっとりとした浴感で、肌に吸い付くようなキメの細かさを感じます。刺激のとても少ない湯ですが、浸かっていてホッとする湯です。湯舟が段々に分かれているので、一番上の新鮮な湯を味わってみると、気のせいかしれませんがここはやはりホッとする感覚が他よりも優れているような気がしました。また、館内には静かなBGMが流れていて、とてもリラックスしたムードです。こういうシンプルな浴槽にボーッと浸かっていると、瞑想している気分になって、心が落ち着きますね。ただ、じっくりと浸かっているとやはり少しのぼせてきてしまいます。水風呂などの体を冷ます機能が欲しくなりました。すると、窓の外にベンチがあるのが見えました。窓の一部には露天へと出られるようになっています。さっそく出てみると竹林(笹)に囲まれた小さな空間がありました。湯舟はないので露天風呂ではないようです。単なる外の空間って感じです。ベンチがいくつか並んでいるので、涼んだり休んだりはすることができます。また、内湯へと戻る際には、湯舟の中を通らなくてはならないため、足を洗ってから中に入ります。それにしても、とても優雅なひとときでした。料金は格安なため、設備は最小限のものとなりますが、それが故にとてもシンプルでリラックスすることができました。
掲載: 2022/12/28
Data
- 所在地:長野県千曲市桑原
- 入浴 :2022年8月
- 泉質 :カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(低張性アルカリ性低温泉)
- 泉温 :源泉33.0度
- 湧出量:毎分89.1リットル
- PH :8.8
- 密度 :1.0001
- 蒸発残留物:2.006g/kg
- 形態 :日帰り温泉施設 男女別
- 効能 :きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆☆☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆☆☆
- 地元度:☆☆☆
- 景色 :☆☆☆
- 総合評価:☆☆☆
温泉レポートを検索