愛知県
あんじょうのゆ・すーぱーほてるあんじょうえきまえ
安祥の湯・スーパーホテル安城駅前
極上のヌルヌル感は本物。ビジホで本格的な癒し温泉
愛知県安城市、安城駅のすぐ近くにあるスーパーホテル安城駅前に宿泊で訪れました。三重県から関東に向かう際の、中継ポイントとしてその周辺で宿を探していたところ、天然温泉付きで手頃な値段のものがあったので、ここに決めました。今回はシルバーウイークと呼ばれる秋の三連休に訪れました。2週連続の3連休ということで、世間は浮かれ気分かと思われていたものの、連続で台風の直撃をくらって、観光業界は大打撃の様子。当初出かける予定は無かったものの、前日に予定が入って慌ててこのホテルを予約したのでした。台風のおかげもあってか、前日にもかかわらず予約することができたのでした。そんなわけで、辿り着いたもののけっこうな大雨です。チェックインしたところで、ずいぶんと濡れてしまったのでさっそく浴場に向かいます。浴場は地下1階に「安祥の湯」という浴場がありますが、浴場はひとつしかないので、時間帯によって男女が入れ替わるシステムとなっていました。スーパーホテルは様々なところをコストカットしているので、ちょっと不便に感じることはありますが、とても効率のいい運営方法ですね。チェックインした時間帯がちょうど男湯だったので助かりました。浴場は入口前にベンチの並ぶ小さなスペースがあり、浴後のちょっとした休憩ロビーになっていました。暖簾をくぐるとすぐに脱衣所です。男湯の時間帯はドアは開放されていますが、女湯の時間帯になると施錠され、チェックイン時に渡される暗証番号を入力しないと開かない仕組みになっていました。脱衣所はけっこう狭いです。というより、浴場そのものがかなり小ぢんまりとしています。まぁ、いたって標準的なスーパーホテルの規模ですね。でも、さすがにスーパーホテルだけあって、清潔感はばっちりです。洗面台のスペースが奥にあるので、脱衣所としての使い勝手はとてもいい感じでした。浴室はまず手前側にL字型に洗い場が並びます。それぞれに衝立があるので、隣の水しぶきも気になりません。正面にはスーパーホテルならではの地窓と飾り坪庭、そしてゆったりとした湯舟がありました。地下にあり、地窓の明かりだけなのでとても暗いですが、浴室全体が黒い御影石を基調にしたつくりなので、とてもシックで落ち着いた雰囲気を醸し出していました。これもまた、他のスーパーホテルと同じコンセプトで統一感がありますね。地窓は竹林をイメージした坪庭で、暗い浴室のワンポイント的なアクセントがありました。ではさっそく湯舟に浸かります。ほぼ無色透明の湯ですが、湯舟に浸かった瞬間にヌルリと独特の感触がありました。トロミがあるというほどではありませんが、肌の表面がめちゃくちゃヌルヌルします。本当にボディソープのようなヌルヌル感なので、流し切れていないのかと思うくらいヌルヌルしています。肌がどんどんとけてしまっている感覚ですかね。こんなにもヌルヌルするのは衝撃的です。いったいどこから運ばれてきている湯なのかと壁に掲げられている説明を読むと、どうやら岐阜県から運ばれてきている湯のようです。池田さくら温泉と書かれていました。こんなにも個性的な湯があったなんて知りませんでした。とにかくこのヌルヌル感は格別です。ヌルヌルすぎて浴後は指紋とか無くなってしまっているんじゃないかと心配してしまうくらいのヌルヌルです。いつまでも浸かっていたくなるような、とにかく気持ちのいい湯です。こんな湯がビジネスホテルで味わえるなんて、いい時代になったものだと痛感しますね。おかげさまで夜はぐっすりと眠ることができ、非常に快適で満足な時間を過ごすことができました。
掲載: 2023/02/06
Data
- 所在地:愛知県安城市明治本町
- 源泉名:池田さくら温泉
- 入浴 :2022年9月
- 泉質 :ナトリウム-炭酸水素塩温泉(アルカリ性低張性低温泉)
- 泉温 :源泉26.5度
- 湧出量:毎分92.8リットル
- PH :8.6
- 電気伝導率:136.5mS/m
- 密度 :0.9999g
- 蒸発残留物:880mg/kg
- 形態 :ビジネスホテル 男女別
- 効能 :神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなど
- 露天風呂:なし
- 開放度:☆
- 清潔度:☆☆☆☆
- 気軽度:☆☆
- 景色 :☆
- 総合評価:☆☆☆
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