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広島県

みやはまおんせん・べにまんさくのゆ

宮浜温泉・べにまんさくの湯

厳島と穏やかな瀬戸内海を臨む
広島県の有名観光地、安芸の宮島に一番近い温泉地として売り込んでいる宮浜温泉にやってきました。宮浜温泉は昭和39年(1964)に開湯したという歴史の浅い温泉地です。宮島に近い浜にある温泉ということで、宮浜温泉と名づけられたそうです。いくつかの温泉宿がありますが、今回は日帰り温泉施設の「べにまんさくの湯」を訪れました。以前、宮浜温泉を訪れたときにはこのような施設は無かったような気がするので、まだ新しい施設でしょうか?温泉地に気軽に入浴できる施設があるというのは、とてもありがたいです。今回は日曜日の夜に訪れました。けっこう混雑するような時間帯に訪れましたが、そこそこ賑わってはいるものの、芋洗い状態という感じではなく、わりとゆったりと過ごせる雰囲気がありました。館内に入り受付を済ませて脱衣所に入ります。規模としては中規模程度でしょうか、ロッカーも大きくて使いやすい感じです。浴場に入ると、左右に内湯が広がります。手前側に洗い場が並び、外側に湯舟がありました。左側の湯舟は日替わりの入浴剤の湯となっていて、右側は主浴槽、そしてその奥にサウナと水風呂がありました。わりとシンプルな印象の浴場です。さっそく体を流して湯舟に浸かります。無色透明の湯は、特に目立った浴感もなく、非常にあっさりとした湯です。泉質は「単純弱放射能低温泉」ということで、実感できるような浴感はありませんが、ホルミシス効果を期待できるなど、温泉としての実力はありそうです。湯舟の湯は若干ぬるめに設定されているようで、長く浸かっていても疲れない、入り心地のとてもいい湯です。放射能線は呼吸からも吸収できるので、長風呂の方が効果が高いこともあり、ちょうどいいかもしれません。外側には露天風呂がありました。こちらはいくつか湯舟があり、内湯と同じくらいの規模ですが、開放感があるので内湯以上にゆったりと感じます。湯舟はまず手前に小さな桧風呂があり、中央にあるのが大きな岩風呂、そして端にバブルバスがありました。桧風呂はけっこうぬるめで、40度前後、岩風呂が41度ほどありました。真冬でこの温度なので、じっくりと過ごすにはちょうどいい感じでしょう。海側には小さなウッドデッキがあり、チェアとベンチがあるので、ゆっくりと涼むこともできます。海側は山陽本線と国道2号線が走っていますが、こちらは少し高い位置にあるので向う側から見えることはありません。しかし、ちょっと高めの塀があるため、湯舟に浸かってしまうと外側の景色はまったく見えません。定期的に男女が入れ替わる浴場のようなので、仕方がないのかもしれませんが、せっかく海を望む高台にあるので、ロケーションを活かしきれずとてももったいないと感じました。そして立ち上がると、海の景色が見えます。夜間だったので真っ暗で、正面にあるハズの厳島は暗闇に包まれてまったく見えません。その代わり南側の工業地帯の夜景がとても綺麗に輝いていました。昼間の景色はきっと穏やかな瀬戸内海と緑豊かな厳島が望めることでしょう。ちなみに施設の2階はレストランとテラスガーデンになっているので、眺望がとてもいいそうです。今回は利用しませんでしたが、次回利用する際には是非とも利用してみたいと思いました。
掲載: 2023/04/24
Data
  1. 所在地:広島県廿日市市宮浜温泉
  2. 源泉名:宮浜温泉2号井
  3. 入浴 :2022年12月
  4. 泉質 :単純弱放射能温泉(低張性弱アルカリ性冷鉱泉)
  5. 泉温 :源泉22.1度
  6. 湧出量:毎分230リットル
  7. PH :8.1
  8. ラドン含有量:96.4×10-10キュリー/kg
  9. 密度 :0.9986g
  10. 蒸発残留物:194.3mg/kg
  11. 形態 :日帰り温泉施設 男女別
  12. 露天風呂:あり
  13. 開放度:☆☆☆
  14. 清潔度:☆☆☆
  15. 気軽度:☆☆☆☆☆
  16. 景色 :☆☆☆☆
  17. 総合評価:☆☆☆